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1. 「赤れんが」こと北海道庁赤れんが庁舎の正面に、7月19日にオープンした北3条広場。 2. 島袋道浩『一石を投じる』 先住民族アイヌの聖地の巨大石を人工の街並みに “投じた” 作品。7月19日にアイヌ民族の神事「カムイノミ」が行われた後の様子。 3. 北海道が生んだ偉大な作曲家、伊福部 昭(©勇﨑哲史 1997)* 4. 赤れんが特別展示『伊福部 昭・掛川源一郎』展より、掛川源一郎撮影が撮影したアイヌの人々の写真展示。 (*写真提供:創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会) 1粒で3度おいしい!?「赤れんが」→ 北3条広場で記念写真を せっかく札幌に来たのだから、芸術祭と同時に観光名所&話題のスポットも押さえたい……! そんな貴殿(あなた)のワガママの先の先まで先回りした、一石二鳥、いや一石三鳥、1粒で3度おいしい展示をご紹介! 札幌を訪れた証拠写真スポットとしてド★定番の “赤れんが” こと「北海道庁赤れんが庁舎」。 1888年に建てられたこの貴重な文化財で開催されるのは、あの『ゴジラ』の映画音楽で知られる偉大な作曲家、伊福部 昭(釧路市出身)と、北海道の近代風景を撮影し続けた写真家の掛川源一郎(室蘭市出身)の展覧会。 ともにアイヌの人々にまなざしを注いだ2人の偉大な足跡を、由緒ある建築とともに味わいたい。 その “赤れんが” の正面、今年7月にオープンしたばかりの「北3条広場」に設置されたのが、島袋道浩の作品『一石を投じる』。 先住民族であるアイヌの人々に縁が深い場所、北海道平取町の二風谷で切り出された巨大石を、近代都市・札幌の中心に “投じた” 作品。 阪神淡路大震災で半壊した家に看板を掲げた『人間性回復のチャンス』など、見る者に問いを投げかける作品で知られる彼。その “一石” とともに写真を撮り、見返すたび心に波紋がよぎるという、“アートな記念写真” はどうでしょう……?
Text:Keita Fukasawa
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