アート×宇宙ブーム到来?『ミッション[宇宙×芸術]』展 | Numero TOKYO
Art / Post

アート×宇宙ブーム到来?
『ミッション[宇宙×芸術]』展

2014年、夏。世の中は、空前の “宇宙ブーム” を迎えていた! と聞いて、「ホントに?」「宇宙とか自分に関係なさすぎw」と思った貴殿(あなた)!!!!!! 考えてみてほしい! 大宇宙に浮かぶ地球に住む我々もまた、人間という名の“宇宙人”なのだ……! ……。 と、初デートの会話でいきなり肌寒いロマンをぶち上げる中2男子のような前置きは忘れていただいて、いったい何がどのように “宇宙ブーム” なのか? まず問題はそこである。
mission space × art
mission space × art
例えば、俳優の岩城滉一が、今年初飛行となるオランダの民間企業の宇宙船で宇宙に旅立つ予定(※1)……なのはさておき、この7月だけでも: ■千葉・幕張メッセで国内史上最大級の宇宙イベント『宇宙博2014 —NASA・JAXAの挑戦』が開幕 ■東京ドームシティに宇宙エンターテインメントミュージアム「宇宙ミュージアム TeNQ(テンキュー)」が誕生 ■岡田将生と小栗旬の主演で実写映画化もされた人気マンガ『宇宙兄弟』のアニメ映画版が公開 ──という塩梅で、さらに1足早く6月から、東京都現代美術館でも[宇宙×芸術]をテーマとした展覧会が開催されているという。 すわ、今夏の宇宙ブーム開発競争における現代アートシーンからの抜け駆けか!???? と早合点しつつ、あわわわわと勢いごんで展示会場へと凸撃した。 ※1 2014年7月17日放送の日本テレビ『ダウンタウンDX』に出演した岩城滉一によれば、「何の進展もない\(^o^)/」とのこと。続報が待たれる。

Text:Keita Fukasawa

Profile

深沢慶太(Keita Fukasawa) フリー編集者/ライター/『Numéro TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numéro TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集・執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集や、編集者9人のインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)など。

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