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1. 札幌芸術の森の野外美術館の一角に、安山岩や御影石、84本のエゾアカマツを配置して造られた作品、環境造形Q『北斗まんだら』* 2. 『北斗まんだら』の林の中に設置された、スーザン・フィリップス『カッコウの巣』 プレスツアー参加者を前に、アーティスト自らが作品の説明を行った。 (*写真提供:創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会) “アートの森” に謎の歌が響き渡る! 野外美術館を探検 緑萌ゆる森の中に、美術館や数々の野外彫刻、アトリエやクラフト工房、野外ステージなどを備えた「札幌芸術の森」。 その一角に位置する「札幌芸術の森美術館」で、自然との関わりをテーマにした作品を見たあとは、起伏に富んだ敷地を散策しながら74点の彫刻と巡り会う「札幌芸術の森野外美術館」へ。 夏の青空とあふれる緑、澄んだ空気の中を心身ともに癒やされながら歩くこと数分。どこか不可思議な雰囲気を湛えた林の中に入っていくと……。 どこからか女性の声で歌が聞こえ始め……それが次々に重なり合い、美しくも謎めいたカノン(輪唱)を奏でだす……。 じつはこれ、スコットランド出身のスーザン・フィリップスによるサウンド・インスタレーション作品『カッコウの巣』(日本初展示)。 ちなみに作家によれば、「札幌市の鳥がカッコウで、さらにアイヌ民族の歌である「ウポポ」も輪唱で歌われることなどに、不思議な共通点を感じた」とのこと。 なんともファンタスティックな、これぞ “森の中のアート体験” ……!
Text:Keita Fukasawa
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