札幌へ! 最新アートを巡る夏──『札幌国際芸術祭2014』 | Numero TOKYO - Part 5
Art / Post

札幌へ! 最新アートを巡る夏
──『札幌国際芸術祭2014』

札幌を象徴する空間にメディア・アート☆フリーダムが出現! むかしむかし、アイヌの人々は豊かな地下水脈が流れるこの土地の「メム(湧水)」のほとりで暮らしていました。 そして現代。その場所には巨大な地下空間が生まれ、冬は雪に閉ざされる巨大都市・札幌の人々や情報が流れる場所になりました──。 豪雪地域ながら人口約200万を擁するという、世界に類を見ない都市・札幌の巨大な地下空間こと、「札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)」。 まさにこの街を象徴するその空間で、ユネスコ創造都市ネットワークに加盟が承認された「メディア・アーツ都市」の名にふさわしい展示が行われている……! その名もチ・カ・ホ特別展示『センシング・ストリームズ』。 日本のメディア・アートシーンを牽引してきた四方幸子がキュレーションを務め、古くは水脈、現在は人の流れや目に見えない情報など、自然や都市におけるさまざまな “流れ” (ストリーム)を感知(センシング)し、表現を試みる作品がずらりそろい踏み。
5. 参加型プロジェクト「アート×ライフ」より、『ブラインド・ブック・マーケット』のカウンター。カバーで表紙を覆い、感想や想い出を記入した本と、同じように持ち寄られた誰かの本とを “想い” を頼りに交換するプロジェクト。 6. エキソニモ『DesktopBAM』 ヒップホップの名付け親、“バム” さんことアフリカバンバータがターンテーブルではなく、もしMacBookのデスクトップをスクラッチしていたら……!? そんな夢想を誘う、爆笑必至のインスタレーション。
5. 参加型プロジェクト「アート×ライフ」より、『ブラインド・ブック・マーケット』のカウンター。カバーで表紙を覆い、感想や想い出を記入した本と、同じように持ち寄られた誰かの本とを “想い” を頼りに交換するプロジェクト。 6. エキソニモ『DesktopBAM』 ヒップホップの名付け親、“バム” さんことアフリカバンバータがターンテーブルではなく、もしMacBookのデスクトップをスクラッチしていたら……!? そんな夢想を誘う、爆笑必至のインスタレーション。
映像展示から体験型作品、トークやパフォーマンスも実施と、大勢の人々が行き交う公共空間にエッジ感バリバリの作品が露出している……あ、あり得ない……。これが……これこそが、芸術祭ならではのアートな解放区! まさに “いま/ここだけ” のメディア・アート☆フリーダムを思う存分、満喫し倒したい……!!!!!!

Text:Keita Fukasawa

Profile

深沢慶太(Keita Fukasawa) フリー編集者/ライター/『Numéro TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numéro TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集・執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集や、編集者9人のインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)など。

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