前回のブログで書いたVeludo(ビロード)の第二弾。
ヘアアクセサリーって、付けたとたんファッションから浮いてしまったり、そこだけ目立つ!というのが
なんだか、しっくりこなくて・・・。
この機会(10周年)に、では“しっくりするもの”を作っちゃおう!から始まり~始まり~
髪に溶け込み、そして今までにないデザインを!!
これも、あえて黒一色にこだわり。
当初、ゴム素材で、あのチュルとした質感で作りたかったのですが問題が多く、断念。
作品をたった1つ仕上げるような使い方だったら大丈夫だけど、ゴムの特性が裏目に出てヘアアクセサリーとしては
量産無理だなぁ、と判断しました。
——————–ゴムの匂い、髪へのひっかかり、ゴムの癒着———————–う~ん。。。
そんな時に素敵な縁!!
アーティストの長谷川アキラ氏(通称:AKIRA君)を友人に紹介してもらいコラボすることに。
イメージを打ち合わせした後、工場の手配、職人さんへの指導、素材、革ひも、パッケージなども探してもらいました。
AKIRA君のフットワークは凄いのよね。
素材なども朝、探して昼には持ってきてくれ、私の要望にピッタリのものをトコトン追求してくれます。
そう!アロマエッセンシャルブレンドのミニフラワーも一緒にデザイン。
ヘアアクセと連動して可愛いのです。
AKIRA君、ベリーベリー感謝!
スピードはビジネスに不可欠。
私も根本が即決型なので、ゆるり~と仕事が進むのが大嫌い。
物事は何でもタイムリーよね。
そして決まったのが不思議なゴムライクの素材。
簡単に言えばポリウレタンなんですが、ストレッチが少し利いているので“花びら”がクルンと自然にカーブします。
まるで計算したかのような、私のイメージそのもの!嬉しい!
素材ありきのヘアアクセサリーだったので、サンプル見ては大はしゃぎ♪
お花のモチーフをクールに再現し、ダリア、ローズ、カーネーションの3つ。
シリーズ名は、そんなことも全て掛け合わせ『LOVERCHOU◎』(ラヴァシュー)
LOVER(英語)+CHOU-CHOU(フランス語)
の造語です。
「愛するお気に入り」という意味のラヴァシューは、ラバー(ゴム)のイメージで、吸い付くような艶めかしい
マットな質感。
ちょっと髪を束ねるときに、ただの太ゴムでなく動くたびに存在感が漂うような感じ。
フワフワ揺れます。
髪だけでなく、様々な使い方(ブレス、チョーカー、アンクル、ベルト、キャミのアクセント、…など)も
出来て、革ひもでグルグルとアレンジするだけで変化するの。
やっぱり、自分が好き!というものを創らなければ嘘になる。
黒のお花。
日本の職人さんが1つ1つハンドメイドで作成しているので、表情が違います。
なのに、なのに・・・。
スーパーコンパクトという裏テーマもあり、ケースに収まったラヴァシュー達は、
ありえないほどのコンパクト。
こんな容器に、ギュっと詰めさせ職人さん達の心の悲鳴が聞こえてきそう(苦笑)
(やめてください~花びらが死にますっ)
でも、この容器を開けた瞬間、お花がボン!と飛び出すの。
手品のようなファンタジーを狙って、しかも絶対“シワ”にならないというのが最大のウリ。
生地の裏に、通常貼る芯を貼っちゃだめとか、容器はこれに入れてくれとか…。
私たち職人さん泣かせだよね~とAKIRA君と今でも笑い話。
ジェットセッターの方のトランクにポンと入れて頂けたら嬉しいな♪
花の持つ潜在的なイメージを演出できたかしら。。。
※この商品はAMATAのONLINEかサロンの店頭のみで販売しております
では、またね★美香