解禁になりました。
このブログの御挨拶の時に、情報がＯＫになったら一番に・・・と言っていた某BOOK。
＠barbiemichiru （上の写真はMICHIRUさん本人が撮られたものです）
本日出張校正終了。あとは出版を待つだけになりました！”Make You Up”マーブルトロンから私が監修したメイク本が出版されます。シルバーもきれいに印刷されたモノクロカバーです。カバーがきれいに印刷されたのを見てちょっと
ウルウル。。。
と、一昨日の深夜TwitterでつぶやいたMICHIRUさん。
改めまして「情報解禁」させていただきます。
ヘアメイクとして監修したBOOKを出版されるのは初めてだそうで、そんな偉大なるBOOKのイラストを頼まれました。
エディトリアルディレクターの本間氏との縁でもあり、嬉しい繋がり。
第3章からなるMAKE BOOKは、今までにないメイクアップの一冊。
その一章、一章の扉のイラストを描かせて頂くことに（嬉）
このblogで最初の御挨拶の時に、今作成中といっていたのが、このお話です。
MICHIRUさんとの打ち合わせの時、
「美香さんが好きな風に描いてくださいね。」
そこで、私がイラストにいつも使用している「絵墨」中心で描くことにしました。
「墨とか好きですか？」
「うん！好き好き！」
それだけのシンプルな打ち合わせ（笑）
絵墨は好きでよく使います。
一見、真っ黒なのですが赤・青・緑・黄・茶・紫の色が黒の墨から浮立ち、思いがけない
素敵なハーモニーを作ってくれるの。
全面にお任せいただく中で、悩んだのがMICHIRU氏のメイクが際立つイラストでないと
意味がないのと、あのモードなメイクを彷彿させる描写でないと取って付けたようになってしまう。
彼女が人間にメイクをする、そのものの「気」を平面のイラストの美人画にも感じられるように・・・
それだけの思いで描こうと思っていました。
「気」はどんなところ、どんなものにも流れている。
そこは、私が何の職業でも一番大切にしているところです。
しかし、日常はヘアサロンのお仕事に追われ、時間を取るのにどこに配分しよう、朝か、それとも夜？
さらに追い打ちをかけ、描こうと思うテンションが高ぶるのは、実は一番時間が無い時だったりする矛盾。
最高ハッピーな気持ちでは、描けないんですよね、私。
締切の時間は充分に与えられているのに、デッサンしては、うーん。
本間氏からは“メイクをしていなくてノーブル、そしてエイジレス”。とお題が。
ビューティでなくファッションな感じで描いてくださいね。
そう、このBOOKはスキンケアの章から始まるファッションストーリーなのです。
このモデルなんですね！という方々はMICHIRUさんが一人、一人選んだそう。
スタイルのある面々は圧巻！ぜひ本誌で。
顔、顔、ノーブルな顔。
ペン入れした途端、台無しになってしまったり、ほんの少しの気持ちのブレが握ったペン先に現れ
あぁ、と、何枚も何枚も描きなおしました。
メイクしていなくて気品を感じさせる顔は簡単なようで難しい。
0.1の歪みが美人でなくなる。
そんな緊張感を与えてくれたMICHIRU氏、本間氏に心から感謝。
イラストのメイキングは写真に収めました。
出版後にBlogにその様子書きますね。
最後の校正が終わったMICHIRUさんから、こんなメール頂きました。
「美香さんに協力していただいて感謝です。今日の校了で炭の感じなどさらに細かく指示してありますのであとは細かい調整がどこまで出来るか大日本印刷の腕にかかってます！」
思わず“大日本印刷さん！頑張れ！楽しみ！”と期待せずにはいられない。
発売が待ち遠しい～
あの墨の滲みがどこまで印刷で表現できるのだろう、ドキドキ。
最後に、こんな道具で描いてます
↓
『MAKE YOU UP』
ETERNAL BEAUTY RULES
MICHIRU 著
発売日：2012年6月25日
発行：マーブルトロン
