今日は、日本青年館でやっている「久利匠作家個展会場」にいってきました!!
久利匠さんとは!!!
京都の嵐山にある京友禅の工房で、京都に行ったとき偶然入っておはなしをうかがわせてもらって以来
東京で個展を開くときはいつも呼んでくださいます!
着物はこのように展示されていて、なんといつもお誘いいただいてる職人江村さんの解説付きです!!
尊いわぁ~。
職人さんっていうと頑固一徹なおやっさんイメージがあるかもしれませんが
江村さんは気さくでおはなし好きで友禅初心者のわたしにも面倒くさがらずたくさんのことを教えてくれる
素敵な京のジェントルマンです。
工房で着物を作ると、デパートやショップとちがって間に人を通さないから余計なお金を取られずに済む。
直接話し合いが出来るから、ほんとうに欲しいものを作ってもらえる。というメリットがあるそうな。
そして、職人さんたちが丹精込めて染めたり、刺繍を縫ったり、描いたり、金箔を塗ったりして作られる着物たち・・・
昨今主流となってるインクジェットで印刷された大量生産のものとは訳違いますね!!
わたしはまだまだぴよっこだから買えないけど、絶対いつかほしいと個展に誘っていただくたびおもいます。
いつかお客さんになるから待っててくれ!と心の中で叫んでます。
江村さんはそんなわたしに、「本物を知っていてほしい」と言いました。
「今ここで本物を知っておけば、外に出てもどういうものが本物か分かるやろ。
インクで作られたのとは全然違う、人の手で作られたものが分かるやろ。
若いひとにそういうことを、知ってほしい。」
日本のあらゆる伝統工芸がそうであるように、京友禅もまた現在職人の手の減少に悩まされています。
「作れるひとがいないから、この生地は作れない。」
「作れるひとがいないから、帯が作れない。」
そういうことも、少なくなくなってしまっている。
それって、悲しいよね。伝統として守られてきた「日本の美」が、今ここで途絶えてしまっていいのか。
だからわたしは無責任ながら言う。
もしこのブログをご覧のお方で、将来何をすればいいのかわからず途方に暮れてる方、
京都で友禅の工房に弟子入りという人生プランはいかがでしょうか。
・・・っていうのは投げやりですが、とりあえずわたしは着物を買って、着こなせるようになりたいな。
江村さんオススメの着方。
”若くして銀座で着物を何も偉ぶることなく着こなす”です。銀座5回くらい言いましたからねめっちゃ大事ですよ。
これをね。是非とも20代のうちに実現させたいです。
例え銀座で行くところが見つからなくて博品館で遊ぶことになったとしてもね。
おしまい。