本日のうさ學は“宗教改革”についてお話ししたいと思います。
何でかというと、『宗教改革の真実』という本を読んだからです。
いま最もホットな宗教改革(?)を、うさぎと共に学びましょう!
うさぎ解釈なので間違っててもゆるしてネ☆
1517年、マルティンさん家のルターが
教会に“95ヶ条論題”を貼りだしたことがきっかけとなり
宗教改革が起こったことはみなさんご存知でしょうか。
この事件をきっかけに、今までのキリスト教体制に疑問を持ったひとたちが
新しいキリスト教の在り方を探し求めた結果
「プロテスタント」と呼ばれる流派が生まれました。
その宗教改革以前のキリスト教がどんなだったかというと
・免罪符(教会が販売する紙を買ったら罪がゆるされるというもの。バカ売れ。)
・聖遺品(聖なるひとたちの遺品とされるものが売られていた。)
すっげえうさんくさい!!!
悪徳商売の香りぷんぷんです!
こんなのダメだー!!ルターは「金で許されるもんじゃねえぜ」と、こういったものをなくすことにしました。
またルターは修道士だったのですが、修道士という制度も廃止させようと動きました。
それが何故かというと
修道士とは「貞潔・清貧・服従」を守り神に仕えるひとたちで
ルターは修道士たちのなかでも最も真面目に取り組みましたが
人間にはできる代物じゃねえことに気付いてしまったのです。
そしてルターはこうも思いました。
「修道士や聖職者は結婚をしてはいけないという決まりがあるけど、
やっぱ人間は結婚するべきだよね。伴侶大事。」って。
そのような伝統を打ち破るかたちで
「努力しても結局人間はどうしようもない罪人や!救いとは正しさとは免罪符でも厳しい修行でもなく
十字架にかけられた神を信じるのみ!そうだ、聖書に帰ろう。」とするルターの訴えかけに、
ちょうどよく印刷術の発展が重なり彼の発言は紙を持って広まることとなります。
それまで、ローマ教皇は
「羊の皮で作った高価な紙がイチバン☆(200ページ作るのに羊25頭も殺すけどしょうがないよね♡)」
「文字ってのは、ラテン語だから!崇高なひとだけが読めればいいから!」と
庶民には文字を触れさせなかったため、識字率がとても低かったのですが
ルターが「やっぱ原典読めなきゃっしょ!」といって自国の言葉で聖書を翻訳、
安い紙で民衆にも読めるように読み聞かせたり絵の入った印刷物を出版しだしたところ
文字は人々にとって身近なものとなり、識字率が爆発的にアップしました。
それと同時に、人々の宗教に対する意識も変わっていったのです。
伝統的な思考にとらわれ身動きが取れなかった“カトリック”と、
印刷術をガンガン取り入れ民衆の識字率をあげ民衆からの支持を得た“プロテスタント”。
という感じの内容でした。
どうですか。宗教改革、ホットじゃありませんか。
発端がたったひとりルターという人間だったことを思うと凄まじいことです。
時代を変えることは出来る。
でも、どこを見ても、いつの時代もおなじだね。
歴史は繰り返される。
おしまい。