飯島望未、日本から旅立ちスイスへ
チューリッヒ・バレエ団での新たなる挑戦
夢を追い求める女性をサポートする「コアントロー・クリエイティブ・クルー」として、「コアントロー」が支援する日本人女性クリエイターのひとり、バレエダンサーの飯島望未が活動の場を日本からスイスへ。チューリッヒ・バレエ団での活動と生活を追った。
──スイスでもお気に入りの場所はできましたか?
チューリッヒにもコーヒーショップが続々とオープンしていて、どこも可愛いんです。私がチューリッヒに来た頃に出来た「Taylors Coffee」というお店は、カップにテーラージャケットを着た男の人のイラストが書いてあって、店内のデザインも素敵です。そのほかにも「Acid」「Kornsilo」「Milchbar」など、内装も素敵なお店がチューリッヒには色々あるのでコーヒーショップ巡りが楽しみ担っています。
Acid
Kornsilo
Milchbar
──海外での生活を満喫できているようですが、日本にいた頃との一番の違いは何でしょう。
海外での活動の方が、しっくりきます。日本でフリーのダンサーをやっていたときは自分の居場所がなかなか定まらず、いつもアウトサイダーな気分でいたけど、所属するということの安心感はもちろん、海外にいるという事実になぜかホッとさせられます。『ここにいるべきだな』としっくりくるというか、居心地がいいです。多分、国籍や年齢関係なく挑戦できるからかなと。
──チューリッヒ・バレエ団とは、まずは一年の契約だそうですね。
正直いうとチューリッヒ・バレエ団が100%自分に合っているとは思えていませんが(笑)。そこには、自分の“色”とは違う部分があるからこそ、学ぶことがいっぱいあるというポジティブな意味も内包されています。ダンサーたちのクオリティも志も高くて作品もいいものばかり。スイスへ来たことへの後悔は全くありませんが、1年が経った時にどこへ進むかは自分でもまだ分かりません。この先は、6月頭に帰国して横浜のバレエフェスティバルに参加します。次のステップを考えるのは、それが終わってからですね。
──2017年も挑戦は続くのですね。
2016年は激動で、やること全てが未知の世界でした。フリーランスだと舞台に出る数を増やすのが難しいということを知った年でもありました。それで落ち込んだりもしたし、無計画すぎてダメだなって思うこともありますけど、後悔しない性格が自分の強みでもあります。色々とやりたいことがありすぎて散漫になるけれど、2017年はひとつずつ着実に舞台をこなしながら、機会の分だけ演出や舞台セットを見て吸収していきたいです。
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Photos:Nozomi Iijima
Interview:Yukiko Shinmura