遠方からの便り。マラウイに思いを馳せる。 | TOKO NISHINO
TOKO NISHINO

遠方からの便り。マラウイに思いを馳せる。

みなさんはマラウイという国についてどのくらい知っていますか?

shutterstock_561994564
photo by shutterstock

まだまだ日本では知名度の低い国ですが、
最近はリゾート地として注目のスポット!

IMG_7681

ですが、マラウイは「世界最貧民国」といわれています。

平均年収は320米ドルと日本円にして約3~4万円。

他の農業国と比べても低い値です。

そして今、その地に私の友人がいます。

久しぶりのブログ更新となる今回は

彼女の生活に密着、

マラウイ徹底解剖 シリーズ

を彼女から届いた写真とともにお届けします!

あまり知られていないマラウイの生活や

とんでもエピソード、

現地の方々のキャラクター、

滞在しているからこそわかる現場の生の声を

最前線で奮闘中のレポーター深水とともにお伝えします!


マラウイシリーズ基礎編…?

みなさまにマラウイをお伝えするならば、まずは国についてから。

と思ったのですが、ネット社会のイマ!

それは外務省に任せ…

今回の企画は、彼女なしには語れない。

そう、深水布由実。

IMGP0026

ということで、まずはインタビュー形式で彼女のマラウイでの生活をご紹介!

注! 企画を伝えた結果「生真面目レディ」になっている彼女ですが、
実際は地球を震わせるくらいエネルギッシュでクリエイティブな子です。

なぜマラウイにいるの?

125px-Flag_of_Malawi.svg

やはり気になるのは「なぜマラウイ?」というところ。
日本から遠く離れたマラウイでの生活を決めた経緯と決意をストレートに知りたい。

IMG_7681

「学生時代に授業でマラウイを訪れたのがきっかけです。


2
週間の滞在だったのですが、すっかり魅了されてしまい、その翌年1人で1ヶ月間マラウイを旅しました。

絵を書いたり、ものづくりをするのが好きなので、学校の壁に世界地図を描いたり、現地の子どもたちと工作をしたりする中で、
もっとマラウイにいたい、マラウイの人たちともっと関わりたいと思うようになりました。

だめもとでJICAの青年海外協力隊に応募した結果、
運良くマラウイ隊員に選ばれ、夢のマラウイライフを手に入れました。2年間だけですが笑」


マラウイの魅力

そこまで深水を虜にするマラウイの魅力とは・・・

「なんといっても「人」だと思います!

アフリカ大陸に住む人たちを「アフリカ人」

と一言で表現しがちですが、
アフリカ大陸には50以上の国があり、性格も肌の色も顔の特徴も食文化も全然違うんです。

その中でマラウイは

Warm heart of Africaアフリカの温かい心

と呼ばれています。


みんな穏やかで優しく、フレンドリーに話しかけてくれます。一度訪れると、また来たいと思う理由の一つです。

次にあげるならば「自然」です。観光地になるような湖や山もありますが、
私はマラウイの田舎で見られる景色がとても素敵だと思います。

ずっと遠くまで広がるとうもろこし畑の緑、何も遮るものがない空の青、赤土の道の赤茶色、3色のみの大空間。
そこで乾いたマラウイの風に吹かれると、間違いなくまた来たくなっちゃいます。笑」


まだまだ未知数?!超個性マラウイの人

滞在すればするほど感じるカルチャーショックや、人の「濃さ」を教えて!

「世界最貧国と呼ばれるマラウイの人々の生活は、地域によって人々の暮らしは大きく変わります。

首都のリロングウェでは外資の大きなスーパーがあり、水道の水は飲めませんが、
日本の暮らしとそんなに変わらない生活をしてるマラウイ人もいます。少数ですが。

一方、田舎で暮らすマラウイ人のお家には、電気・水道・ガス、が無いのが当たり前です。
井戸から水を汲み、食事は火を起こし、七輪を使って調理します。
首都から3時間ほど離れている私の家は電気・水道はありますが、電気は半日あれば良い方です。

停電の時は私も火を起こして料理をし、夜はろうそくや懐中電灯で過ごしてます。
水は3日に1度出れば良い方です。先月は3週間水が出ませんでした笑

水が出ないときは近くの井戸まで組みに行くのですが、
バケツを両手に持って必死に歩いていると、「何で頭に乗せないんだ!」と道行く人全員に言われます笑。

重い荷荷物は頭に乗せて運ぶのがマラウイスタイル。
バランス感覚と首の丈夫さは到底真似できません!

スーツケースも頭の上に乗せてます笑
あとはコップ1個、ノート一冊、クワなんかも頭に乗せて運んじゃいます。重さ、関係ないですね笑」


マラウイの現状

マラウイに住んで見えてくる「現地」とは

私はマラウイで現地の小学校で教員をしているので、学校や教育のことを中心にお伝えします。

マラウイでは教育の質を上げることが課題となっています。
マラウイは18才以下の人口が全人口の半分以上を占めるほど子どもの数が多く、その数は増え続けています。
一方で教室と教員の数がそれに伴っていないのが現状です。

例えば私の勤める小学校には4000人以上の子どもがいますが、
教室数は18、教員は70名。2学年、6クラスが外の木の下で授業を受けています。

教室内にも机や椅子は無いので1クラスに170人が床に長座している中で1人の先生が教えるのが日常です。
教科書も10人に1冊ほど。裸足で学校に来ている子どももいるので、生活が苦しい家庭も少なくないことがわかります。


なにか一言

マラウイでの暮らしを通して深水が見て、

伝えたいこととは。

アフリカと聞くと、貧困、飢餓、等マイナスなイメージが思い浮かぶでしょうか。


もちろんそういった問題はあり、

マラウイが少しでも良くなるために私たちのようなボランティアは日々奮闘してるわけですが、

一方で素敵な事・ものがたくさんあります。

日常で出会うWarm Heartな事・ものを少しずつシェアしていけたら嬉しいです!

FacebookやMessageを中心に、

時差アリアリ・スケジュールのびのび(主に私…)なコミュニケーションスタイルですが…

深水のマラウイでの奮闘を全力で応援しつつ、みなさまにお届けできればと思います!

アフリカのファッションについてもお伝えしていきますのでお見逃しなく!

TOKO : Instagram

Profile

toko
LYON
college student

Université Catholique de Lyon在学中。フランスはリヨンに留学、国際交流とファッションを勉強中。マカロンに魅了され、もちろん現在進行形!フランスきっての美食の街リヨンで、パティスリーを攻めまくる。フランスモードにアンテナ全開です。好きなのは「色」。

Backnumber

Recommended Post