トースティー☆ | Munehisa Sakurada
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トースティー☆

月日がたつのが本当に早いですね・・・ 6月の星男での「トースティー展」も無事終わりました。
トースティーとは、ゴールデン街「ソワレ」でお会いしました。紹介された時の名前は「C子」
正式には「東京タワーC子」という名前でした。C子さんという名前で呼ばせてもらっていましたが、
そのうちに、彼女の様々な活動を知って何がなんだかわからなくなってました。
「トーストガール」という名前の時の彼女は、頭の上にトースターを乗っけてパンを焼くらしい・・・!
ブリジット・バルドーそっくりだが、なぜか手がバゲットの「バゲット・バルドー」
顔のエクササイズを推奨する「ガンス研究所」のパルマ先生。
そもそも、一人の人格には様々なバリエーションがあり、色々な自分が存在しているけれど、
それを地で行っているパフォーマンス。

星男での展示では、はじめての写真展でしたがこれがまた面白く、
二丁目を練り歩いている間、道行く人々に自分を撮ってもらうのですが、
顔がなぜか彼女推奨の上の歯茎だけを見せて笑う「グッキースマイル」
この「グッキースマイル」と彼女の言動に気をとられて実は彼女もカメラを持っていて
撮っている方々を逆に撮っていることに全く気がつきません・・・・
撮っているのに撮られている「両界曼荼羅」が現れる・・・

実際に僕も撮って撮られていましたが、不思議と楽しくなっていました。
グッキースマイルも、やっているうちに楽しくなっていきます。
まさにハートチャクラが開いている様を感じることができました。

考えてみると、トースティーの活動は一方通行ではなく、
コミュニケーションによって、心がウキウキする様というものを
形にしていることに気がつきます。

今回の展示でも、まずはトースティーが面白がって状況を楽しんでいく姿が印象的だった。
会期中、様々なイベントも開催しましたが「世界タワー会議の為の会議」「女装オリンピック」など・・・
ハートチャクラが確実に開く、笑いが溢れるものでした。

最終日に近くなって、星男近くのライブハウス「ピットイン」で
彼女の参加するバンド「秘宝感」(この時の彼女の名前は、熱海宝子・・・)の
ライブをはじめて観にいけたのもとっても良かった。
秘宝感は、フリージャズのバンドで彼女は歌を歌ったり、シャボン玉をふいたりしていました。
この時の彼女が最後のほうに歌った「マイウェイ」が素晴らしすぎて、ぼろぼろと泣いてしまった。
不器用なんだけど、まっすぐ世界とコミュニケーションしてきた彼女の人生を感じられた気がしたのです。

トースティー http://www.toastgirl.com/

秘宝感 http://www.hihokansound.com/

 

Profile

munehisa sakurada
TOKYO
fine artist

1993年にモデルとしてデビュー後、俳優、歌手、タレントとして活躍。現在は、美術家として国内外の展覧会に写真を媒体とした作品を発表している。2011年にART&MUSICBAR「星男」を新宿二丁目にオープン。

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