真珠子さん、りぼんっこの仲間にいれてね | Munehisa Sakurada
Munehisa Sakurada

真珠子さん、りぼんっこの仲間にいれてね

美術家の真珠子さんのお家へ「ろうけつ染め」を習いに行ってきました。
真珠子さんとは、2010年parabolica-bisでの彼女の個展「おねえさんはリボン狂」の最終日に
一緒にライブをさせてもらったのですが、決定的にその後の僕の人生を変えてしまった。。。
後々考えてもとても大切な日となりました。

その後も、僕のライブに出てもらったり、あや野さんと2010年に行ったグループ展「伝説のドラゴン、
ピッサユー」、BAR星男でも2012年3月に個展「底光り」を開催してもらったり、

とてもお世話になっております。

真珠子さんは、最近お家でベランダギャラリー「りぼんっこ」を開いたので、まずは鑑賞。
ベランダのハーブと、木苺を摘んでお茶を入れてくれました。

テント小屋の部屋に入ると、一枚の作品が飾ってありました。
大人のでかい男が入ったら窮屈なその場所で、何かこの感覚を知っている気持ちに
なり考えていると、こどもの頃に空き地に作った秘密の基地や、押入れの中を
改造して宝物をいっぱい並べたあの感覚だとすぐ思い出しました。

そこは天国と繫がっていて、ひとりでいても淋しくなく、
いろいろな遊びをすることができる場所だった。

ベランダに戻ると真珠子さんが笑いながら普通にそこにいます。
思わず「真珠子さん、ここ濃いね・・・」と言ってしまうほど、
真珠子濃度の濃さに慄きつつも、居心地の良い空間だった。
エスプレッソ並。

当たり前だが、作家の暮らしている場所だもの、濃くて当然だ。
どんなギャラリーよりも、濃いだろう。

最近の彼女は、「ろうけつ染め」といって布に蝋で絵を描き、そこに色をつけ
後で、その蝋をとって仕上げる技法でのシリーズが増えている。
バリ島で習ったその技法を教えて頂くのだ。贅沢!

まずは、布に蝋で絵を描きます。
思いつきで、桜と星、雲、海、お花などを描きました。

次に色を塗っていきます。
この色を塗る作業がとても好きだった。
絵に沿って色を塗るのが普通らしいのですが、関係なく塗っていたら真珠子さんに驚かれました。

乾かして、定着液を付け、お湯の中で蝋をとるとその部分が空白になり、絵となる技法です。
あっという間に完成!!

どうでしょうか・・・

真珠子先生とお茶を飲んだり、お菓子を頂きながら密度の濃い一日を過ごしました。

今度はストール作りに挑戦するつもり。楽しみです☆

Profile

munehisa sakurada
TOKYO
fine artist

1993年にモデルとしてデビュー後、俳優、歌手、タレントとして活躍。現在は、美術家として国内外の展覧会に写真を媒体とした作品を発表している。2011年にART&MUSICBAR「星男」を新宿二丁目にオープン。

Backnumber

Recommended Post