えぇ、確かにその通りです。というこの一文。
まるで落とし穴に落ちるかの様にそれは始まる。
落ちるまでは、それを心待ちにしているけれど、
落ちてみると、心が苦しくなったり、嬉しくなったり、
天気雨の様。
最近の東京のお天気もそれに近いですよね。
恋してるんでしょうか・・・。
と、恋について思いを馳せられる展覧会。
森美術館の「LOVE展」にやっと行けました。
あらゆる角度から美術においてのテーマ「LOVE」を捉え、
それは、まるごと私達が生きるということにも置き換えられます。
愛と人生というのは、ほとんどそのものと言ってもいいくらい、
古代から続く、人間の深いテーマなのでした。
恋してますか??
<
恋、愛といったらこの映画も素晴らしかったです。
「風たちぬ」
人間が生きるうえでの矛盾、それでも進まなければいけない葛藤、
人間という存在のあわれさを感じられる映画でした。
美しく信念をもって情熱をささげるそのものが、
人を殺めることに繫がってしまう大きな矛盾。
戦争は本当に起きてはならないと心から思いました。
そして主人公とヒロインの純愛の物語も並行して、
後半涙が止まらなくなりました。
「生きねば」というポスターの一文が、
「生きる」でも「生きよう」でも「生きろ」でもない
メッセージとして、心に残りました。
愛と人生を撮っているといっても過言ではない写真家、殿村任香の写真展が
現在六本木の「ZEN FOTO」で開催中です。
母親と愛人の情事を撮りおろした写真集「ハハラブ」のオリジナルプリントや、
新作を展示。
性愛について、目を背けがちな社会があるけれど
生きていくうえで、それはとても重要な行為だ。
ひとりでは埋められない心の空虚さや、孤独を
束の間でも他者に求める。
それがどの様な結果になろうとも、それを求めてしまうものだ。
怖がらずに愛を求めていきたい。
3つの表現を観たあと、そんなことを考えていました。
<