日々温かくなり、これから夏まっしぐらという気分の今日この頃ですが、その先の、秋冬のパリコレリポートとvol,3と参りたいと思います。こちらでご紹介 している物は、早いものだと夏くらいからショップに並びます。買い付けの関係もありますが、気になる物は早めにチェックするのをお勧めします。自分が買い逃した可愛いアイテムを、嫌いな同僚や友人が持ってると悔しさ倍増で、逆に損した気分にもなり兼ねませんから。。。。ほら、美しく装うって戦いじゃない???
あおるだけあおっといて、リポート参りますね。まずは、空の天井画が美しい歴史的なサロンでプレゼンテーションを行う、NeIL BarreTTのコレクションです。トレンドのメンズウエアのテイストをレディースに落とし込む『men & women』スタイルは、このブランドでは長年発表してきた大得意のテイストです。ミニマムに整理された美しいジャケットや、アイロンで潰したアストラカンのコート等、マテリアルの面からもハイブリッドな革新が見れて素敵でした。こちらのジオメトリックなドレスは、かつてドイツにあった芸術学校、バウハウスをテーマにしていて、プリントやカッティング、違素材のパーチワークで丁寧に表現された、端正な作品が印象的でしたね。
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Vivienne Westwood Gold Labelの今シーズンは、中世の挿絵の美しい写本から受けた感動から作品作りをスタートさせます。中世への想像の旅は十字軍、そして英国にもたらされた様々なアラブの文化へと広がって行きます。様々な個性的なアイテムを緻密にコーディネイトして、複雑なメランジェを得意とするこのブランド流の、楽しい作品が沢山登場しましたね。メタルのスパンコールのドレスや、中世のネグリジェやシャツをイメージさせるパフスリーブのミニドレス、コレクション後半に登場する、様々なテクニックや羽根やチュールの華やかなドレスは、オートクチュールのようでドラマティックでしたね。
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スペイン北部の港湾都市、ビオバオの歴史的地区のパッチワークのような建築物からインスパイヤされたのはLOEWEです。滑らかな肌触りのナパ レザーが有名なこのブランドですが、今回登場したのは見事なシアリングのテクニックが施されたシープスキンです。コンテンポラリーなコクーシルエットのコートやボンバージャケット、アイコンバッグのアマソナもシアリングで登場し、可愛かったですね。後半のシープスキンをゴージャスに使ったコレクションは、スペインのブランドらしく情熱的でセクシーでした。
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KENZOはアジアの様々な古代神話に登場するような、華やかな装飾が施された建築物をイメージソースに作品を発表しました。ウンベルトとキャロルが手がけるスタイルは、あくまでもリアルクローズカラフル。神聖なる城の守り主のアーマー(鎧)を思わせるシルエットや、アジアの武道の装束の前合わせをイメージさせるディティールが、ジャケットやミニのドレスに表現されます。今回、高田賢三のマテリアルのアーカイブスからピックアップされたのは、様々なカラフルなグログランリボンです。ボーダーのようにプリントしたり、無造作に並べてアップリケにしたりとバリエーションも豊富で、今シーズンもKENZOフリークのファショニスタ達には、たまらないコレクションでしたね。
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若い青春時代の懐かしい反逆精神を見事に作品に表現したのはChloéです。クレア・ワイト・ケラーは情熱的で強いストロークを上質なマテリアルで、凛としたリアルクローズに落とし込みます。サロペット、ダブルフェイスのケープ、クレヨンレッド、様々なドット等、沢山の要素を盛り込んだコレクションは、今回イメージされてるアクティブな主人公のワードローブを、そのまま発表したようにバリエーション豊かです。学校のフェンスをイメージさせる、真鍮の針金でビジューまで施されたドレスや、ドットのチュールを使い、新しいタキシードスタイルを提案したルック等、また新しいChloéの世界を見せてくれたコレクションでした。
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