2013 S+S PARIS Haute Couture Collection !!! | Die-co
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2013 S+S PARIS Haute Couture Collection !!!

今日はなんだかとても寒いですが、皆さん健やかにお過ごしですか?お花見が終わったのに雪や雹ですって!!!日本の気候も随分とアバンギャルドな事になってますが、ご自愛下さいね。

 

昨日はCARNENのショップが表参道にオープンしたのを記念して、フランス大使館公邸でパーティーが行われました。盆踊りみたいな可愛らしいロケーションが用意され、射的やいろんなゲームが用意されて良い大人達が熱狂してました。www

 

イケメン アーティスティック ディレクターのギヨームと2ショットさせて頂きました。

 

 

では、いつものコレクションリポートへ行きたいと思います。1月のパリメンズコレクションが終わると、そのままスケジュールはオートクチュールコレクションに移ります。オシャレ親父や、ストリートボーイ風のメンズ誌のエディター達に変わって、有名編集長や大きな帽子の顧客、オイルマネーの香りのするゴージャスなゲストで会場は埋まります。雪の積もる中、ピンヒールで登場するゲストスナップを見て、ゴージャスなオートクチュールの『おめかし』スピリットに感動します。手抜き過ぎじゃない?そこの貴女!!!ヒールの高さはその人の美意識の高さですよ!!!

 

まずトップバッターはATELIER VERSACE。故ジャンニの後、デザイナーを務めるのは妹のドナテラ ヴェルサーチです。今回はガラスドームと鉄の構造が美しい建築物からのインスピレーションで、無重力を感じさせるシルエットが沢山登場しました。スキニーなウールのジャケットには24金の糸のピンストライプが飾られ、大人気のメタルパーツも満載。ビビッドなネオンカラーのミンクやビジューのエンブロイダリーも登場してヴェルサーチらしい素敵なコレクションでした。

 

ATELIER VERSACEのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

ラフ シモンズがクリエイティブ・ディレクターに就任して2回目のオートクチュールとなった今回。チュールリー公園内に作られた巨大なテントの中には、モダンなフランス式庭園が登場しました。春を待つ緑の舞台に登場したのは花のような美しいドレスの数々。百合や釣鐘草の花びらのように繊細で軽いシルエットのドレスにアトリエの技術の高さを感じましたね。エンブロイダリーも軽く華奢になり、コンテンポラリーな印象です。唇に散らしたスワロフスキーのメイキャップはトレンドになるんでしょうか????

 

Christian Diorのリポートはこちらどうぞ。

 

 

全てピンクで覆われたステージを作り、ペーパークラフトの巨大な花壷を用意してコレクションを行ったのはAlwxis Mabilleです。今回は彼が最も得意とする愛に溢れた女性像がテーマ。ベージュやピンク、グレイッシュなドレスの中にアブサンやポピーピンク、ヴァイオレットのリキュールのようなカラーと、少しのモノトーンで飾った華やかなコレクションでした。新しい投資家を迎え、ビジネス的にも、クリエイション的にも安定した感のあるゴージャスで可愛らしいコレクションでした。

 

Alexis Mabilleのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

マリア・グラッツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリがデザイナーを務めるVALENTINOは、今回、いつも以上に素晴らしいコレクションを見せてくれました。詩的な想像の世界や芸術に対する敬意、アトリエの技術と最高のマテリアルが全てバランス良く作品にされたコレクションは、春を待つ魔法にかけられた庭園を舞台に、咲き誇る花々やそこに吹く風、花園の門に施されたグリーユモチーフや、庭園に並ぶギリシア彫刻までもがドレスのモチーフになった、ロマンティックでドラマティックな作品に溢れていました。

 

VALENTINOのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

パリのど真ん中、グラン・パレのガラスの天井の下に、巨大な大木に覆われたコロニーを作ってしまったのはCHANEL。森の中の円形劇場を舞台に妖精達のオペラが始まります。カール ラガー フェルドが『フレームドショルダー』と語る、肩にポイントを置いた新しいデザインがジャケットやコート、ドレスにまで登場し、プリントのような軽く繊細なエンブロイダリーのドレスが印象的でした。グローブやサイハイブーツで肌を多い、小悪魔的でデカンダンスな要素もしっかり見れた、迫力の力作が並んだコレクションでした。

 

CHANELのリポートはこちらどうぞ。

 

 

アバンギャルドでコンテンポラリーな女性像を追求するMaison Martin margiela ‘ARTISANAL’では、今回もマニアックでユーモアに溢れた作品が登場しました。まるで油絵を描くような行程で作られた、小さなシガレットラインのドレスでコレクションはスタートし、世界中から集められたヴィンテージのエンブロイダリーのドレスが、トレンチコートやウィンドブレーカーに再解釈されます。こちら、キャンディーの包み紙を使って作られたドレス。さすがのMaison Martin margiela ‘ARTISANAL’、楽しい実験結果が数多く報告された今シーズンでした。

 

Maison Martin margiela ‘ARTISANAL’のリポートはこちらからどうぞ。

 

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TOKYO
stylist designer artdirector

雑誌・TV・映画・舞台等、スタイリングからディレクションまで幅広く活躍中。著書『ダイコ★のブランドパスポート』が発売中

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