2013-14 F+W PARIS Prêt à porter Collection Vol,2 !!! | Die-co
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2013-14 F+W PARIS Prêt à porter Collection Vol,2 !!!

 

お天気も素晴らしく、ゴールデンウィーク皆様いかがお過ごしですか?私は東京で大掃除です。なんやかなんやで、年末から引き続いてますね。いやぁ、凝り性なA型なんで中々終わらないんですよ。。。これが。。。でも、この時期の東京って人も車も少ないので、結構イイ感じで楽しめますよね?オープンカフェで昼からワイン飲むのも楽しいし、公園で芝生に寝転がってビール飲むのもイイしね。ってか結局呑みかい!!!

 

まずは、先日素敵なパーティーにお邪魔して来ましたので、そのご報告をしますね。世界的ハイジュエラー、BOUCHERONとフラワーアーティストの東 信氏によるコラボレーションのミュージアムカフェが、六本木ヒルズのカフェスペースにて5/26まで開催されています。2012-13 F+W Paris Haute Coutureに発表された話題のジュエリー達と、東さんのダイナミックで繊細なフラワーアレンジメントが融合した素敵なプレゼンテーションになっています。って言うか、このレベルのハイジュエリーは中々日本では見れません!!!ゴージャスな宝石とBOUCHERONの世界最高のテクニックに触れてみて下さい。六本木に行かれた際はお立ち寄り下さいね。

 

 


ブシュロン X 東 信『夢のアルティザン』ハイジュエリーミュージアム&カフェ

会期 2013 4/27 ~5/26
時間 11:00~21:00(予定)
会場 六本木ヒルズカフェ/スペース

BOUCHERON x MAKOTO AZUMA museum cafe opening partyのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

 

はい、では、しつこくPARIS Prêt à porter Collectionのリポートと参りましょう。まずは大人気のLANVIN。今回はとてもシンキングなコレクションを発表した、アーティスティック・ディレクターのAlber Elbazですが、昨今のワールドワイドに拡大化して行くファッション業界に警笛をならすように、パリのアトリエで丁寧に作られた素晴らしい作品を発表しました。ブラックやグレー等を中心としたシックなカラーのマテリアルは、Elbazの手によって複雑なカッティングやドレーピングが行われ、まさにアーティスティック。上質なエンターテインメントを見てるような感動でした。

 

LANVINのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

 

パリの老舗メゾンAZZAROは今回デザインチームによる作品発表です。創業者Loris Azzaroに敬意を払い、彼が一番得意とした、夕暮れから夜になる時間に、月の光や花火の輝きに似合う美しい作品を発表しました。ダークなカラーを中心にクライン・ブルーや鮮やかなレッドも加え、シャンパンの泡やカクテルのような華やかな生地使い、お得意のクリスタルのビジューによるエンブロイダリーも、星の光のようにドレスの上で輝いていました。

 

 

AZZAROのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

すっかり油が乗って来たラフ・シモンズがクリエイティブ・ディレクターを務めるChristian Diorは、今回ムッシュ・ディオールがデザイナーになる前、ギャラリストとしてアートに触れ、その審美眼を磨いて来た歴史にオマージュを寄せた歴史をテーマに作品を発表しました。 今回登場するのはアンディ・ウォーホルの初期の作品のデッザンやドローイング。ディオールのアトリエの高度なテクニックで、ドレスやミス ディオールにまでエンブロイダリーやプリントで施されます。さりげなく楚々としたエレガントなスタイルが満載でした。

 

 

Christian Diorのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

今シーズンの大きなトレンドのメンズウエアからのインスピレーションは、MAISON MARTIN MARGIELAではこのメゾンらしく独自の解釈で表現されます。オーバーサイズのメンズのジャケットやシャツを、ボディの上で自由にカッティングして作り上げたような、無邪気でユーモア溢れる作品が登場しました。女性が着る事によって、デフォルメされたように見えるメンズウエアの要素は、大きなスリーブとたっぷりしたカフス、ポケットのフラップ、スナップボタン等ディテールにまで登場します。メンズのジャケットのハーフベルトは肩のボリュームを押さえる為に使われ、同時に髪の毛をホールドする効果もあり、相変わらずお洒落なコレクションでした。

 

 

MAISON MARTIN MARGIELAのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

日本人では数少ないハッピーな作品を発表し、人気を集めているTSUMORI CHISATOですが、今回のテーマは美術館。サルバドール・ダリやグスタフ・クリムトの絵画は彼女のフィルターを通し表現されました。モノトーンを中心にプリントやカッティングでシュールさを楽しむ前半からと、後半はイマジネーションを南国の海へと広げ、エビや沢山の楽しい海中の生物達が、ビジューのエンブロイダリーや鍵編みのニット等、お得意のハンドクラフトのテクニックで登場しました。今迄数多くのデザイナーがシュール・リアリズムの世界を描いて来ましたが、こんなにハッピーに表現したデザイナーは彼女しかいないでしょう。

 

 

TSUMORI CHISATOのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

いつもロマンティックでドリーミーな世界観で作品を発表するVIKTOR & ROLFは、今回一味違います。登場するのは見事なまでのテストロイド・クチュール。シグネチャーのボウモチーフを使いながら、そこにある甘さは排除されコンテンポラリーな印象です。剥ぎ取られて、ダメージを受けたようにわざわざビジユーでほつれた糸をエンブロイダリーする芸の細かさや、人気のシャツのコレクションもホールを開け、肌の覗かせたり、ラッフルで飾ったりとクチュールテクニックを駆使して、反逆性を秘めた、意志の強い女性像を描きました。

 

 

VIKTOR & ROLFのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

 

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TOKYO
stylist designer artdirector

雑誌・TV・映画・舞台等、スタイリングからディレクションまで幅広く活躍中。著書『ダイコ★のブランドパスポート』が発売中

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