広末涼子のターニングポイント「お芝居ってお芝居じゃないんだと気づいた」 | Numero TOKYO
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広末涼子のターニングポイント「お芝居ってお芝居じゃないんだと気づいた」

Numero TOKYO 79号 きっかけは“コレ”でした vol.52 米倉涼子
Numero TOKYO 79号 きっかけは“コレ”でした vol.52 米倉涼子
ドラマ「ナオミとカナコ」に出演中の広末涼子が登場。十代のデビューから、絶大な人気とともに常に注目を浴びてきた。そんな彼女の人生の変わり目は、多忙な生活から距離を置いた2年間だったという。当時の自分を振り返り、女優という仕事について、いま思うことを語ってくれた。(Numéro TOKYO 2016年3月号掲載

──ベストセラー作家の奥田英朗さんの小説を原作としたドラマ『ナオミとカナコ』で、主人公の小田直美役を熱演中です。直美は夫のDVで悩む親友、加奈子のために犯罪に手を染めてしまいます。

「直美は真っすぐで一生懸命、勝気な女性です。正義感が強いからこそ、親友に対するDVが許せない。それに加えて自分の過去の経験もあり、なおさら。そこで、この手しかないと選択するわけです」

──友達のために人殺しを手伝うというのは、いくら正義感が強いとしてもかなりの信念がないと難しいですよね。

「いろいろなタイミングや偶然の出会いが重なって、犯罪への道筋が出来上がっていきます。そのあたりは説得力がないとあり得ない話になってしまうので、しっかりと描きたいですね。また直美の行動力やポジティブな性格も有利に働いているのではないでしょうか。もちろん、どうして犯罪にまで至ってしまったのか、他に良い解決策はなかったのかと考えることも大事ですが」

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