広末涼子のターニングポイント「お芝居ってお芝居じゃないんだと気づいた」 | Numero TOKYO - Part 5
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広末涼子のターニングポイント「お芝居ってお芝居じゃないんだと気づいた」

Numero TOKYO 79号 きっかけは“コレ”でした vol.52 米倉涼子
Numero TOKYO 79号 きっかけは“コレ”でした vol.52 米倉涼子
──この役は難しくてできないかもしれない…と思ったことは? 「私、そんなにネガティブではないので、できないと思ったことはないんです。どんな仕事でも簡単なことはなくて、必ず何かが大変。でもこの仕事は、始まれば必ず終わる。だからできるのかな、とも思います。ほかの職業の友達の悩みを聞くと、人間関係がずっと変わらないところが大変なんですよね。逆に自分たちは毎回、現場ごとに人間関係をつくらなければならない。そこは大変ですが、一つのゴールがあるから切り替えられるのかもしれません」
──サバサバしていらっしゃいますね。広末さん、ここが意外と言われるところはありますか。 「最近、現場で年下の男性に『かっこいい!』と言われます(笑)。たぶん男前な性格なんです(笑)。本当は、尊敬する監督さんや役者さんについていくほうが私は好きなんです。自分は役に集中できますし。でも、そろそろ自分が現場の雰囲気をつくったり、引っ張っていかなければならないのかもしれません。私にはリーダーシップがなくて、誰かやってくれないかなあ…なんて葛藤はありますが、物事ははっきり言いますし、納得できないときには意見することも。そういうとき、年下男子から『かっこいい!』と言われるのですが、『今どきの男子は、もう!』という感じです(笑)」

広末涼子(ひろすえ・りょうこ)

1980年生まれ。94年CMコンテストでグランプリ獲得、翌年同CMでデビュー。96年に出演したNTTドコモのポケベルCMで話題に。2009年には映画『おくりびと』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど、役者として活躍。現在、映画『はなちゃんのみそ汁』が公開中。木曜劇場『ナオミとカナコ』(CX系 毎週木曜22時〜)に出演している。
ワンピース¥83,000/CO | TE (イザ)、ピアス(カーテン)¥380,000 (一粒)¥180,000/ともにMakri(マクリ 伊勢丹新宿店)、パンプス¥96,000/Jimmy Choo(ジミー チュウ)   Photo:Sai Styling:Machiko Hirano Hair & Makeup:Keiko Yamashita Interview & Text:Maki Miura Edit:Saori Asaka

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