菊地凛子さんと巡る!『ヨコハマトリエンナーレ2014』の楽しみ方
この8月、横浜の街が沸き立つ、“3年に1度のアート祭り” がついに開幕!
そのプレビュー(内覧会)に、女優の菊地凛子さんが駆け付けました……!!
……と聞いて、「来たか!?」と飛び起きた人から、「アート祭り♡♡♡……ってなに?」と初耳のゆるふわマイペース女子まで。問わず語りで失礼します。
『横浜トリエンナーレ』──通称 “ヨコトリ” は、いまや世界的ブームともいえる地域開催の芸術祭のなかでも、毎回数十万人が押し寄せるという、日本を代表する現代アートフェスティバルのホームラン王(的な存在)。
その5回目の開催となる『ヨコハマトリエンナーレ2014』が、8月1日からついに開幕。
ハマっ子たちに限らず、東京、関東甲信、日本全国、世界各国の津々浦々から、「今回はどんな感じ!?」という熱い視線がいま! まさに!! 横浜へ!!!! ビシバシ注がれているのでした。
その開幕前日に行われた記者会見の様子は、Numero.jpでもお伝えしましたが、(「ヨコハマトリエンナーレ2014が開幕『華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある』」)
じつはこの日、映画撮影のため世界中を飛び回るスケジュールの合間をぬって、菊地凛子さんが急遽ご来場。じつは菊地さん、今年の春に森美術館で開催された『アンディ・ウォーホル展 永遠の15分』で音声ガイドを務めるなど、筋金入りのアートラヴァーでもあるのです。
いざ横浜! と飛び起き、居住まいを正して会場巡りに同行し、プレビュー(内覧会)を終えた菊地さんに直撃インタビュー。
菊地凛子さん的 “ヨコトリ2014の見どころ&楽しみ方” を、”忘却の海” の彼方からお届けします……!
──今回のヨコトリは、横浜美術館と、横浜の海に面した新港ピア(新港ふ頭展示施設)の2つの主会場で構成されています。展示企画に関わったキュレーターとともに、横浜美術館→新港ピアの順で巡ってきたわけですが、全体的にどんな印象でしたか?
菊地「とても面白かったです! 個人的に、ただ作品を見るだけというよりは、アーティストに関する本や映像などの資料を通して、その人の家族構成や、幼い頃から持っていた感情など、表現の背景にある世界観に触れるのが好きなんです。だから今回は、キュレーターの方のお話を聞きながら見て回ることで、作品を取り巻く “物語” を感じることができました。今日の印象をふまえてぜひもう一度、じっくり見て回りたいですね」
Text:Keita Fukasawa