フィンランド記~街歩き編~ | Chikako Yonehara
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フィンランド記~街歩き編~

そう、それはあたたかくなってきて北欧のひとたちも元気に活動を始める5月も中旬の

”whit sunday”という聖臨降誕祭のビックなホリデーを含む週末でした。

街を歩くとそこらじゅうの公園や広場で開催されるイベント。

少年少女たちも大道芸でたのしませてくれます。

地域のひとたちが一丸となって、めいっぱいたのしむ休日。

 

そんな日はお店も早く閉めちゃう。いつも早いのにそれよりもっと早いんだから!

いつも23時までやってる近所のスーパーも、16時で閉店です。

何の予告もなく、当然のように閉店です!

旅行者殺しのビックホリデーや!!

 

地域のひとたちが安らぐ、こんな休日を。

16時でほとんどの店が閉まってしまう、こんな休日を。

スーパーに行きたかったので、どうにかやってるスーパーはないのかと血眼で歩いていると。

 

どこからか聞こえるうめき声。

後ろを振り返ると白バイとたくさんのひとたち…

ぎやあああああああ!!!!!

そうです。ただの人の群れじゃあございません。

なんとびっくりゾンビの群れが押し寄せてきたのです。

あるゾンビは苦しみながら…

あるゾンビは照れながら…

あるゾンビはノリノリで…

200人を超えるゾンビたちが通り過ぎてゆきました。

わたしは「この国のひとたちは穏やかに見えて実は病んでいるのだろうか」と悩んでしまいましたよ。

後日知ったのですが、”ゾンビウォーク”と呼ばれ世界的に今広まりつつある

「みんなでゾンビになって練り歩こうぜ」イベントらしいです。

世界中が病んでました。

 

あやうくちびりそうになった、

穏やかなのか穏やかじゃないのか

北欧のたのしい休日の過ごし方でした。

 

 

 

おしまい

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chikako yonehara

ライター兼謎のうさぎ職人。ゆるめの毒舌でいろんなものをふわっと斬り込む!旅をしたりちょっと女子力を上げたりしてます。

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