5月16日から21日のあいだ、わたくしフィンエアーの取材でフィンランドに行かせていただきました!!!
フィンエアー(FINNAIR)というのは…
説明しよう!フィンエアーはアジアに一番近いヨーロッパ・フィンランドを拠点にすることで
スムーズにヨーロッパの国々へ運んでくれる航空会社である!!
今年で90周年という歴史あるフィンエアーの
ブィジネスクラスにお邪魔してきました。
…わかりますか。ブィジネスクラスです。興奮しすぎてビジネスクラスなんてスマートな発音ができません。
ケチなわたしが一生涯乗ることないだろうなとエコノミークラスに向かいながら眺めていた
リッチでゴージャスなブィジネスクラスです。
そんな…ブィジネスクラスがいかに素晴らしいかを…!切なさと愛しさと心強さをこめて!お届けします!
まず、わたしたちが夢と希望を持ってフィンランドに向かうときに乗った機体…。
これです。ま、ま、
マリメッコぉおおおおお!
かわいすぎるううう!この飛行機ならどんなにたくさんの夢でも希望でも詰めていける気がしますね!!
そう、これはフィンランドで有名なデザインファクトリーmarimekkoとのコラボ機体なんですね。
コラボしているのは機体だけではありません。
それでは満を持して中に入ってみましょう。
なんて…なんて癒し空間なんだ。チェアももうこれきっと低反発です。たぶん。わかんないけどとにかく低反発並!
そしてこのチェア…フルフラットになります。フルフラット…完全平面です。
これなら90度首が折れた状態で寝て旅行先で首の痛さと格闘することもありません。まるでベットです。
まずはじめに置いてあるメニューを見たら…
メニューと…わ、ワインリスト!?
めくってみるとシャンパン、赤ワイン、白ワイン、デザートワインたちが勢ぞろい。
甘いのもあるならわたしも飲めるわ挑戦しなきゃ!と思って、
「i like sweety.」とフィンランド人の乗務員のおじちゃんに無茶ブリをすると。
「ちょっと待ってね」といなくなったと思いきや、
約15分を経て、
とわたしに告げるおじちゃん。
結構経ったよ…?どんだけ本気で探して来てくれたのよおじちゃん!
デザートワインのなかには、ビジネストラベラー主催のデザートワイン部門第二位という輝かしいものもあるので
「賞もらったのもないの?」と訊くと、「ああ、あるよ!」と軽いお返事…
それはスウィーティーワインちゃうんかい!という軽いツッコミは心のなかで、なにはともあれ、持ってきてもらった甘いワイン。
うーん!ドライ・フルーツの香りが溶け込んだようなすばらしい芳香が広が(ワインリストから引用)るー!!!
ただおこちゃまなわたしにはいささか強かったので
最終的にわたしはデザートのハーゲンダッツバニラに掛けていただいきましたが(贅沢)。
お次はごはんのおはなしです!
わたしは機内食が嫌いでねぇ~。寝てて食べないとか、ふつうにやってしまう罰当たりな小娘なんですが…。
え?これが…機内食?わたしの機内食のイメージが、その瞬間崩れ去るのである。
マリメッコのナフキンの上に、イッタラ(フィンランドの有名テーブルウェアブランド)の傾けても倒れないという見事な器に入れられた
パンチェッタロールとセミドライトマトのピンチョス…。
えびのサラダとマンゴー、ローストビーフ添え…。
大層シャキシャキしているのにまろやかなえびのサラダが、マンゴーの甘酸っぱさとマッチしておりますね。
北欧風サーモンとポテトのレイヤーケーキ レモンバターソース風味…。
脂の乗ったサーモンと、バターソースじゃ脂っこいかな?と思いきや、
間に重ねられたポテトが見事な調和を醸し出してます。うーん、ハーモニー。
そもそもね、料理名の最後が「添え」とか「風味」で終わってる時点でオシャレでおいしくてリッチって相場が決まってるんだよ!
”機内食が嫌い”だなんて今後言えないくらい、きれいに完食です。
見た目的にも、マリメッコとイッタラのダブルパンチに完敗です。
さらにさっき言ったハーゲンダッツのバニラ、贅沢にもプチフール盛り合わせまでいただいて…
マンゴーケーキ、チョコレートケーキ、シュークリームなんだけど、これがまたおいしい。
お腹いっぱいだったのに、ぺろりとたべてしまいやした。
大満足です!!!
とここで、さっきのスウィーティーワインを持ってきてくれたおじちゃんとすこし世間話すチャンスがあり、
わたしは必殺体当たり英語でおじちゃんの話をききました。
おじちゃんの名前はロバート、もうすぐ60歳。
26歳からフィンエアーで働き始め、34年目の今年、60歳になる3か月後にリタイアするという。
想像できますか?34年間、飛行機の上で過ごすということを。
それはとても責任が伴います。万が一事故が起きてしまったら、たくさんのひとの命を守らなければならない。
それでもこの仕事をロバートが続けてきたのは、きっとそれだけフィンエアーが安全を第一に考えて、信頼ができて、
働きやすい場所だったからなんだろうなぁ。とおもいました。
ロバートがこの仕事を楽しんでやっていること、頼りがいがあるということは、
成田からヘルシンキまでの9時間のなかで見てとれました。
通路を通るたびに、いつもコンタクトしてくれるロバート。
となりのおばちゃんもロバートにメロメロだったよ。
そう、わたくしあまりにリラクゼーションできる環境すぎて気が付いたら隣の席のおばちゃんとマブダチになってました。
アドレス(※メールアドレスではなく、住所)交換までしてしまいました。
9時間のフライト中、5時間くらいはおばちゃんと喋ってました。
それもたぶん、この飛行機の穏やかな空気がそうさせたのでしょう。
おばちゃん、手紙送るからね。
ロバート、あと3か月がんばってね。
おしまい。