フィンランド記~魅惑のアラビア&イッタラ編~ | Chikako Yonehara
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フィンランド記~魅惑のアラビア&イッタラ編~

フィンランドといえば!!

有名な3大ブランドがあります。

1つは、飛行機にも描かれていた柄でもおなじみのデザインファクトリー”マリメッコ(marimekko)”。

マリメッコについてはまた後日詳しくあげるとして、今回取り上げるのは

その3大ブランドの中のマリメッコを除いた”アラビア(ARABIA)”と”イッタラ(iittala)”のおふたつでございます。

このふたつは一体なんのブランドなのか?

簡単に言うと、陶器中心の”アラビア”、

ガラス中心の”イッタラ”ではありますが

”テーブルウェアブランド”と記されていたり、マリメッコと同じく”デザインファクトリー”と言われていたり、

いずれのブランドもその創作性は一言で言い表せない模様。

「ブランドの食器」というと、

こんなふうに考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

わたしはね、いかんせんヘタレなものですから「ブランドものなんか身に付けて汚したらどうしよう」と思ってしまう

高級品恐怖症なので悲しいかな食器なんか特に、こんなふうに考えてしまいます。

しかし。

アラビアやイッタラはそんなわたしの先入観を軽々と打破するのである。

それは何故かというと…

 

理由そのいち

ここまで超有名ブランドなのにそんなに高くないから。

歴史もあって、ブランド力もあって、作りもよくて、デザインもいいのに

「ちゃんとした食器」レベルの値段。

アラビアのマグカップも、イッタラのグラスも2000円くらいあれば買えちゃう距離感です。

 

理由そのに

フィンランドのひとたちがアラビアもイッタラもこよなく愛していて、めちゃくちゃ日常的に使っているから。

この市場の写真をご覧ください。

違う。違うんだ。テーブルの端に横たわっている赤ちゃん(人形)とぬいぐるみじゃないんだ。

はい。こっちね。矢印のほう注目だよ。

この緑のガラスの器。特徴的な凹凸…間違いない…こいつはイッタラだ。

市場でも3軒に1軒くらいの割合でアラビアやイッタラの食器が置いてあり、

観光客のみならずフィンランドのひとたちが買いたくてうずうずしているわけです。

ホテルのモーニングブッフェやレストランでも、ふつうに使われていたりします。

「日本人がフォークを使う」くらいの気軽なレベルで、

「フィンランド人がアラビアやイッタラを使う」。

 

自分の国のひとたちにこれほどまでにこのブランドたちが愛されているのは、

やっぱりこの3ブランドすべてが「○○を作る企業!」として存在しているのではなくて、

「人々の生活を豊かにするファクトリー」として成り立っているからなんじゃないかなーということをとても感じました。

たとえば、「うちは陶器の会社です!!!」とかじゃなくて、

その陶器の周りに「こんなモノが置いてあったらステキだな♪」と思ったものがあったら、それを実現する。

そして素敵な食卓を作り、素敵な1日を作る。

そんな「デザインが日々を彩るチカラ」を、フィンランドのひとたちは感じ取っているように見えました。

 

わたしはアラビアの工場に連れて行ってもらい…

陶器がつくられるまでの工程を見て…

そのあと訪れたアウトレットショップ。

気が付いたら6個ものマグカップを買っていました。

忠告しておこう。

ここでムーミンと目を合わせたら最後だよ。

いままでタックスフリー(海外で指定された金額以上の買い物をしたときに、税金を返してもらえること)のはなしは

聞いていたけど、そんなに買い物しないだろうからその制度にあやかれないだろうなぁと思っていたわたしですら…。

 

わたしもスナフキンとしあわせな毎日を作っていこうとおもいました。

 

 

 

 

おしまい。

 

Profile

chikako yonehara

ライター兼謎のうさぎ職人。ゆるめの毒舌でいろんなものをふわっと斬り込む!旅をしたりちょっと女子力を上げたりしてます。

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