知り合いの台南人からオススメされた「阿瑞意麺」。
30分近く迷いに迷ってようやく辿り着いた桃源郷…!
わたしが何にするかメニューとにらめっこしていると、
明らかにキョロキョロしたいかにも台湾人じゃないです感溢れるおじさんがやってきた。
どうやら何もわかっていないらしく、
どこに座ればいいのかも決めかねているようだ。
「ニホンジン?メニュー、コレ、書く」店員さんが声をかけると必死で頷く。
わたしは5分早く店についた先輩として
「よければ一緒に食べますか?」とお誘いした。
ちなみにこのお店は、空いてる席に勝手に座って
席に置いてあるメニュー表にペンでいくつ何を頼むか記入し、
店員さんを呼んで渡すシステム。お金は食後です。
聞くとおじさんは中国語もまるで分からないけど
2週間台湾全土を回るつもりで台湾にやってきたんだという。
今日は3日目。
想像以上にコミュニケーションが取れず苦戦しているそうだ。
「自分が食べれるものを売る」をモットーに、
添加物や防腐剤を一切使用せずに作られる
ほろほろお肉の乗ったおいしいワンタン麺を啜りながら、
おじさんの話を聞いた。
「よければ一緒に回りませんか?」と言われたので
その日は一緒に旅をすることに。
知らないおじさんとの旅が始まった。