お祭りといえば、去る8月15日は
毎年三重・伊勢で行われる”かんこ踊り”を見てきました。
かんこ踊りは盆踊りの元となった”念仏踊り”の一種です。
行われるのは伊勢神宮のお膝元。
いろんな場所で8月15日の夜に踊られるのですが、
観光案内所で「車がないのだが一番行きやすいところはどこでしょう」と聞いて
近鉄は小俣駅から真っ暗な道を7分くらい歩いたところにある慶蔵院のものを紹介してもらいました。
ネットで見つけたのはICから車で20分とかの強敵だったので観光案内所に訊いて心からよかったと思う。
三重の観光案内所はみえ旅パスポートというスタンプラリー的エンターテイメントもあるので行って損はない!!!
ひっそりと建つ慶蔵院…。
かんこ踊りは頭に「シャグマ」と呼ばれる白馬の尾の毛を被り、
「かんこ」と呼ばれる太鼓を持って念仏を唱えながら火を囲んで踊る。
大体700年くらい前に出来たと言われるこのお祭りは、
1964年に県の無形民俗文化財となった。
五穀豊穣、家内安全を祈願し先祖に感謝をする”かんこ踊り”。
写真を見て不思議に思うかもしれませんが、
生で見るとさらに不思議でした。
700年前から見える景色を、700年後の今見れることがうれしかった。
形のない文化を残す人々の思い。
そうやって踊りが時代を繋いでいるんだね。
おしまい