Happy Christmas Eve!
ロンドンクリスマス事情レポート。
第3弾はMaiko Takedaのヘッドピースが印象的なウィンドウだったSelfridgesから。
ロンドンの数ある百貨店の中でも、fashionista支持No.1と言えばセルフリッジなのではないでしょうか?
その期待を一歩も二歩も上回るハイセンスなコンセプトで街行く人を魅了していました。
ネットサーフィンで見た各国のクリスマスディスプレイも含めて、2015年My Bestです。
Themeは #DESTINATIONCHRISTMAS -JOURNEY TO THE STARS
“Sign of zodiac”(〔占星〕 黄道十二宮(zodiac)のそれぞれを占める星座(宮))、
つまり占星術のそれぞれの星座にインスパイアされた世界観がウィンドウ毎に展開。
12星座的なもの、もっと広義に宇宙的な概念が、トレンドアイテムと素晴らしいアートワークによって表現されています。
そして宇宙と言えば外せないのがそう、先日最新版が公開されたSTAR WARS。
スターウォーズとコラボレーションして、映画のプロモーションも兼ねたスターウォーズ仕様のウィンドウも登場。
セルフリッジの感性で再解釈されたスターウォーズはいかがでしょうか?
日本でも「マーブル風」背景でinstagramにupするのがお洒落さんの定番ですが、
ヨーロッパでもマーブル人気は共通な模様。
しかし、ヨーロッパは「〜風」ではなく、本物の素材で作られた商品がたくさん販売されていました。
本物でも「〜風」でも写真では等質に見えてしまうのかもしれませんが、
質感・重さなど石ならではの雰囲気をちゃんと楽しもうとする本物志向の精神がよかった。
Diorのメタリックボールウィンドウ流し込みディスプレイはもうご覧になった方も多いのではないかと思いますが、
ウィンドウに小さいものを大量に流し込む系(入れるのも出すのも大変そうだろうなと思う感じ笑)のディスプレイでは、
これほど圧巻だったものは今まであまり見たことが無いかもしれません。
上の写真は引きとディテールを合成して編集していますが、1つのボールが2,266個の星を表現しており、
冬の夜に1晩で輝く星の数を(なんと4000兆個!!)表現しているそうです。
こういうデータからデザインして伝える手法もヨーロッパ独特な気がします。
インフォグラフィックならぬインフォスペース?
数字からは想像しづらい情報を、ウィンドウという限られた空間に可視化する試みはとても刺激的でした。
ウィンドウの一部では、今回のキャンペーンのBehind the sceneも映像で見れるようになっていました。
完成品だけではなくて、どうやってこれができたのか、物事の背景を見れるようにしているのもとても良い。
You TubeにもUpされていたので、ぜひご覧になってみて下さい!
全体的を通して印象的だったのは、多種多様なマネキンのヘッドピース。
ヘッドピースによって顔が覆われてしまうことで、マネキンがマネキンから異星人へと変化する。
表情が無くとも、いやあえて表情を隠すことで、個性をヘッドピースのデザインへと昇華すると、
ある意味表情以上の意味を持ってアイデンティティを強く訴えかけてくる。
アクセサリーの意味と可能性を改めて感じました。
店内のものは、なんかだかレーザーカッターでも作れそうだなというインスピレーションにも笑
それでは、素敵なイヴの夜をお過ごし下さい!