Cool Beautyの本当の意味 | Aisa Arikawa
Aisa Arikawa

Cool Beautyの本当の意味

こんにちは。

あまりに天気が良くて、梅雨入りなんて本当にしたのか?と思いながらも

外には夏の到来を教えてくれる彩りが。

その水彩画のような淡い色合いに、クレープ地を思わせる柔らかでマットなテクスチャ。

グレーがかった空気の中、雨が滴るその佇まいは日本の夏の「あはれ」の1つ。

ー「あじさい:紫陽花」

ここで改めてちょっと花言葉を調べてみると、

元気な女性、辛抱強い愛情、美しいが冷淡、無情、傲慢、移り気、浮気・・・

こんなに複雑な花だったなんて。

ぐるぐるイメージを巡らせた結果、頭に浮かんだのは”Cool”

ー溌剌とサバサバしていてカッコイイ人。

ーペールトーンの雰囲気を醸し出す冷ややかな人。

こう考えてみると”Cool Beauty”って言葉は意味深だなと思ったり・・・笑

 

でも、確かにこんなに個性豊かで美しい”彼女”たちがいたら、私も浮気者になってしまう。

「本物」の.dk designと室内にいながら季節の移ろいを堪能できるnicolai bergmann nomu

(彼のお店とcafeについては以前書いているのでぜひ→HERE and HERE)

見た事ない形と色の紫陽花がたくさん!

お馴染みのものよりも色がハッキリしている印象。

真ん中のものはAntiqueな空間のエントランスに置きたい。

主役の花をより美しく演出するためには、その背景や、舞台となるベースの演出も念入りに。

上の写真のガラスのオブジェ兼ライト。

不規則な白い斑点模様がしとしとと降り注ぐ雨のようだったり、

紫陽花にフォーカスして周りの花がぼやけて見えている瞬間を切り取っているようだったり。

nicolai bergmannからの帰りにこれまた青山で見つけた彼女たち。

@comme des garcons の向かいの神社?

さっきのものとはうって変わる雰囲気。

淡くて儚いピンク色=「桜」に最上級の美を見出す日本人としての心を揺さぶられる。

散々浮気したけど、最後に白い彼女と運命の出逢いを果たす。

純白ではないところがまたゆかし。

花とは対照的に濃い緑の葉。

控えめで、儚く、でも強さを持った彼女。

たをやかで大和撫子な彼女に夢中。

おうちにもひっそりと(でも豪快に笑)咲いていた彼女。

シェアメイトが飾ってくれていたので一緒に。

あら、紫陽花の色がぼやけて私にも染み込んでしまっちゃったかな?笑

 

日曜の夕方、Blue Mondayが刻々とせまり、

サザエさんシンドローム突入のこの時間。

明日はとりあえず、周りのあなただけのCool Beautyを探してみてはどうですか?

 

Au revoir!

 

Profile

aisa arikawa
TOKYO
student of architecture
 

1990年生まれ。インテリア、ファッションから「場」について考える端っこ建築学生。キラキラしたダイヤモンドよりもマットで温かい質感の陶器が好き。そんな私のちょっと外れた視点から眺めたデザインの世界。

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