やっぱり近くて遠いあのドレス | Aisa Arikawa
Aisa Arikawa

やっぱり近くて遠いあのドレス

Bonjour!

前回の”くるみボタン”ストーリーの続編・・・

 

先日渋谷西武で開催されていたgossip girl展に立ち寄ってみました。

数々のupper class moodの衣装のクライマックスはウェディングドレス!

 

Vera Wangのドレス。

(あのドレスの画像はもう見つからない・・・)

数年前、高校生の時に某雑誌で初めて目にした時の衝撃は忘れられません。

繊細で軽やかなチュールが何枚も何枚も重なることで形作られる

美しいボリュームと、輪郭が曖昧で周囲の空気に溶け込むかのような儚さ。

無駄な装飾が削ぎ落とされたというより、

そのチュールのボリュームとミニマルながらも繊細な手仕事を感じさせるデザインそのものが最高の贅沢。

 

そんな雑誌の中のものだった彼女のドレスを実際に見ることができたのは去年のNY旅行。

ウェディングサロンのような佇まいで中に入れる雰囲気ではなかったので

ガラス越しに眺め、しばしその美しさを堪能・・・

 

そして、そのNYで見たものと同じドレスにgossip girl展で再会を果たしたのです!

チュールやレースといった素材の使い方が本当に美しいのは言うまでもなく、

back styleに背骨のように整然と1列に並べられた”くるみボタン”に感動。

女性の優しくも強い意思や美しさが

凛とした背筋から後方へ、その後の未来へと永遠に続いていくかのよう。

 

間近で見ることができても袖を通すことはおろか、

手で触れることもできないVera Wang。

ウェディングドレスそのものがまだ遠い存在なのかもしれない・・・

 

Reem Acraに浮気しつつも笑、

(Reem Acraとの出逢いについてはこちらで♡)

やっぱり「憧れのVera Wang」なのであった。

それでは。

Bon weekend!!

 

 

 

Profile

aisa arikawa
TOKYO
student of architecture
 

1990年生まれ。インテリア、ファッションから「場」について考える端っこ建築学生。キラキラしたダイヤモンドよりもマットで温かい質感の陶器が好き。そんな私のちょっと外れた視点から眺めたデザインの世界。

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