ラジオ番組「音楽自由区。」(JFN系列局)の選曲を担当。12日金曜O.A分の曲解説です。 | Yuki Kawamura
Yuki Kawamura

ラジオ番組「音楽自由区。」(JFN系列局)の選曲を担当。12日金曜O.A分の曲解説です。

ラジオ番組「音楽自由区。」(JFN系列局)の選曲を4回分担当させて頂く運びとなりました。

この番組は東京では聴けないのですが、JFN系列局では聴く事が出来ます。詳細はwikipediaでチェック

 

O.A時間は5日の早朝4時〜5時半となっておりますので、夜更かしか早起きして聴いて貰えたらと思います。

前回は初回だった事もあり、私の作詞家的な側面で日本語の曲のみで選曲させて頂きました。

今回はDJ的なストリーテラーというか、そんな質感でセレクトしてみましたよ。

それでは今回の曲解説を…

 

1.  Vertigo  /  Stacey Pullen

真夜中から朝に向けての旅の始まり、離陸というか4時はそんな景色を感じる事が多い。デトロイトテクノの名曲から始めようと思った。浮遊感、タイトなリズム、そしてオペラ。もしも悪夢にうなされていたのならば、目覚めてほしい。

 

2.  Shuttle /   Sun Electric

ドイツ出身のMax LoderbauerとTom Thielによるアンビエント プロジェクト。ZTT〜Apolloと渡り歩き非常に高い音楽性を持つ。2007年にリリースの未発表作品集の中より選曲。

 

3. Strings Of Life /   Francesco Tristano

まさに貴公子の名にふさわしいピアニストによる、Derrick Mayの名曲カバー。多種多様なリミックスが存在するが、原曲のパワーが凄まじい。

 

4. Keshiki  /    Language

DJ SynthesizerことYosuke Kakegawaと、Naoyuki Honzawa、Kaori、Naoya Nishimuraによるスローハウス・ユニット。名作「Northern lights」より。初冬の海をイメージさせる名曲を。

 

5. Almendros Chill /   Paco Fernandez

スペインを代表するギタリストが紡ぐチルスケープ。IBIZA島のレストランにて生演奏を見て感動した記憶が甦ります。

 

6. Autumn in Rome /  Dorothy Ashby

女流ジャズ・ハーピストの58年作「Hip Harp」より夢のような一曲を。ローマの秋はメランコリーでロマンティック。

 

7. est-ce Que Tu Peux Me Voir? /   Jun Miyake

尊敬するコンポーザー、三宅純氏の名曲。Youtubeにてフランスのテレビでの生演奏が見られるのですが、パトリス・ルコント監督の作品のような割り切れない美しさが魅力的。

 

8. Bela  /    石橋英子

17日に発売となる初のピアノソロアルバム「I’m armed」より。彷徨う魂さえも涙を流す、退廃で癒すというか、独特の質感に彩られた名曲。

 

9. You Were Meant For Me / Michael Franks

「アントニオの歌」も名曲だし、ラジオで一番よく流れるのはその曲だけど、私とってもマイケル・フランクスのナンバー1はこの曲。あまりにも美しすぎるメロディ。。。

 

10. Calling You / Holly Cole

あまりにも有名すぎる曲なので、普段はあまり選曲することはないのですが、この流れだと奇麗に繋いでゆける気がしてセレクトしてみました。もはやバグダット・カフェよりも知られる存在に。

 

11. I Will Survive  /  Nils Landgren

原曲はグロリア・ゲイナーで、映画プリシラのショータイムに使われた事でも有名なドラマチックな歌ですが、このバージョンは何とも脱力的な、サレンダー感が漂っていて好きです。スウェーデンのトロンボーン奏者で歌も歌う方だそうです。

 

12. Are You Going With Me? / Pat Metheny Group

言わずと知れた名曲ですね。旅先や飛行機の中で聴きたくなるのは、郷愁を誘うメロディのせいでしょうか。音楽という旅を教えてくれます。

 

13. I’ll Leave My Heart Behind (Air Ballet Mix) / Caroline

日本出身(らしい)歌姫の2006年のアルバムより。クリック〜アンビエント的な要素が強いリミックスバージョンで。

 

14. Room With A View  / Henri Salvador

ボリス・ヴィアンによってデビューしたサルヴァドール氏も2008年に90年の生涯に幕を閉じた。このアルバムのPVにて、娘とたわむれる姿が何とも可愛らしい。

 

15. transit /  dip in the pool

サウンド・プロデューサーの木村達司さんと、日本を代表するファッションモデルの甲田益也子さんによるユニットの14年ぶりの新作「brown eyes」より。

 

16. Sumire / Satoshi Fumi

ハウスミュージック・クリエイターのサトシフミが今年にリリースしたアルバムの冒頭を飾るメロウな1曲。

 

17. Noite Do Norte / Caetano Veloso

もうすぐトリビュートアルバムがリリースされる予定らしいカエターノで〆。

Profile

venus kawamura yuki
TOKYO
DJ, lyricist, OIRAN MUSIC producer

渋谷を拠点に活動中のDJ&プロデューサー。98年よりフリーランスのプロデューサーとして、ヨーロッパのダンス・ミュージックのプロモートや、企業のプロモーション企画、イベント制作を担当。2000年から、DJ及びライターとしての活動をスタートする。2003年頃より「Love Parade Mexico」IBIZA島「amnesia」パリ「Batofar」にDJ出演。その後は、ファッション・ショーの音楽演出や「inner Resort」コンピレーションCDシリーズの監修など、バレアリックやチルアウトを軸に独自の選曲感を展開。近年は作詞家として、「バクマン。」「NARUTO」などのアニメ主題歌や、Sam Smithのグラミー賞受賞曲「ステイ・ウィズ・ミー」日本語詞など多くの作品を手掛ける。2014年にはミュージック・ブランド「OIRAN MUSIC」を設立。Sakiko Osawaやナマコプリなど、新たな才能を輩出する。現在は音楽エッセイ連載「渋谷で君を待つ間に」をスタート。毎週第一月曜16時〜渋谷のラジオ「道玄坂爆音部」、毎週金曜20時〜block.fm「shibuya OIRAN warm up radio」にて、選曲とナビゲーターを担当中。

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