エディターズトリップ“ファッション”で進化するシンガポール | Numero TOKYO
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エディターズトリップ
“ファッション”で進化するシンガポール

2012年5月に開催された盛大なシンガポール・ファッションウィークの実態とは? ファションの中心地オーチャード、近未来的な開発がすすむマリーナの注目アドレスまでシンガポールをご案内!

アジアファッションの要となる!? 進化する都市、シンガポール
アジアファッションの要となる!? 進化する都市、シンガポール

アジアファッションの要となる!? 進化するシンガポール

高層ホテルの建築ラッシュやリゾート開発が進み、街の清潔さや治安の良さからも注目を集めているシンガポール。政府はファッション振興にも力を入れ、2012年5月には過去最大規模となる「アジア・ファッション・エクスチェンジ 2012」を開催し、各国の有名デザイナーから、注目の若手デザイナーを招致。最新コレクションをここシンガポールで発表し、街を巻き込んでの盛り上がりをみせた。次々と建設されるショッピングモールにも、世界中のハイブランドから、日本では展開のないアジアブランド、ローカルブランドなど、ものスゴイ数のショップがひしめき合う、まさにショッピング天国!(2012年10月現在 1S$=¥63.46)

国をあげて盛り上げる! シンガポールファッションウィークレポート

2010年の初回から今年で第三回目を迎えたファッションイベント「アジア・ファッション・エクスチェンジ2012」(AFX)。“世界とアジアを繋ぐハブになる”をコンセプトに、ランウェイショウ「アウディ ファッション フェスティバル」、アジア各国の若手デザイナーのショウケース「ブループリント」、次世代デザイナーを発掘する「アウディスタークリエイション」、さらにファッションカンファレンスが行われ、5月14日から約1週間のファッションウィークに世界中からメディアやブロガーが集まった。

メインとなるショウ会場は、シンガポール随一のファッションストリート、オーチャードロード沿いの特設テント。周囲には、オシャレを楽しむシンガポールの若者がたくさん。招待メディアや業界関係者のみならず、一般にもショウのチケットの販売や、ショウケースの開放日を設け、最先端のファッションをメディアと同じように見て感じ、バイヤーと同じように購入することができるのが魅力。内輪のイベントで終わらせず、ストリートを巻き込んでムーブメントをおこし、次世代クリエイターを育てる。「ファッション」という産業にシンガポールが国をあげて取り組んでいる成果は、このファッションウィークの盛り上がりをみれば一目瞭然。シンガポールがアジアファッションの核となるにふさわしい、大盛況ぶりをみせていた。

インターナショナルデザイナーを招致

Photos&Text:Saori Asaka

Profile

浅香紗織Saori Asaka エディター。大学卒業後、渡英。ロンドンの大学院を卒業して帰国。出版社でのアシスタントを経て2008年から『Numero TOKYO』に参加。本誌インタビュー連載「きっかけはコレでした」や、美容、ライフスタイル系の記事を担当。ウェブマガジンやファッションアプリ、カタログの美容コンテンツなども手がける。趣味はうつわ、お茶、単身ライブ通い、衝動買い、ホテル遊びetc.(主に一人遊び!?)。ライフスタイル取材を通して理想のライフスタイル模索中。最近のお気に入りは和モノ。

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