「Re:解体新書」@鞆の津ミュージアム(広島)の展示開始 | Saeborg
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「Re:解体新書」@鞆の津ミュージアム(広島)の展示開始

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1年ぶりに鞆の浦(広島)に行って参りました。今回も時間がなかったため、3泊4日でしたが、4回目の鞆の浦は楽しかったです。

鞆の津ミュージアムにまた呼んでもらえて本当に嬉しい。ここはミュージアムもだけど、この土地自体が素敵なところです。広島と岡山の間くらいの場所なのですが、ポニョやウルヴァリンSAMURAI、流星ワゴンの舞台でもあります。素敵名所多いのでセットで是非。

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1年半前に日比野克彦さん監修の「TURN」の時に鞆の津ミュージアムに展示参加した時のレポート→

鞆の津ミュージアムでの思い出

TURN展、鞆の津ミュージアムにて絶賛展示中~

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鞆の津ミュージアムに行く方は近所の尾道にあるロダンという名の龍宮城 にも是非寄って行って欲しいです。今回行けなかったのは残念ですが、ここは本当に凄い→

 

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「HISSS」を展示するのは3回目ですが、ここは天井がとても高いため、今までの中で一番素敵に見えます。蛇が火を噴いてるのがわかりやすいし、本物みるとスケール感が凄いです。ミュージアムに巣くってる宇宙怪獣蛇のように見える。

TKD君の作ってくれた「HISSS」の音楽も流れています。蔵の中の梁に蛇が絡みついてて、ここでしか出来ない展示の見え観になって嬉しい

今回は火ぐるみパフォーマンスしないので、この動画を観てお楽しみ下さい。渡邊課さんが撮って下さった全天球動画。画面をスクロールしながら、好きな視点で観れます。

 

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ヴィヴィアン佐藤さんに鞆の津ミュージアムは建築が素晴らしいので観てと言われ上の梁に上ってみた。蔵の中に小さな家が何個もあるような構造、そして蛇を梁の上に通したので、建物に絡みついてる感じが素晴らしい!本当は上の梁にも通したかったけど、足場がないから無理なのが残念涙。本物みて欲しい

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まだ設置作業中のところを上から眺めてる光景。ルーブル美術館の舞台裏を描いたマルク=アントワーヌ・マチューの仏コミックス 『レヴォリュ美術館の地下―ある専門家の日記より』を思い出した。ルーブルほどの大きい美術館を動かすための展示会場の裏の作業場を描いたもので、それが本当に途方もなく、そして幻想的な漫画。

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上写真はすべて木崎公隆(Yotta yotta-web.com )さんが撮ってくれたものを拝借。木崎さんはアートユニットYottaで絶賛活動中のアーティストですが、サエボーグの火ぐるみを光らせてくれたお方で、今回もメカニック&照明などしに来てくれたのです。本当にありがとうございます!!翌日ラジオ出演あったりと、忙しいとこ申し訳なかったのですが、おかげ様で素敵な展示になりました!!

 

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鞆の津ミュージアム入り口。150年前に作られた蔵を改装した美術館です。

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写真は地元の通りすがりのおじさんに教えてもらったオススメスポット、医王寺から太子殿まで登ったら絶景!宮崎駿さんもポニョの構想中によく来てた場所だとか。この辺り全体の風景です。

去年、自分の展示と関係なく鞆の浦に遊びに行った時、結構あの辺の名所めぐりをしたのですが、それをレポートしてブログアップするのを怠ったため、お勧めガイドマッピングできる記事がない。。涙。

いくつか鞆の浦の見所スポットリンク貼っておきます。

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実は私が学生の時からお世話になってるヴィヴィアン佐藤さんも展示参加なのが嬉しい。今回は彼女の身体の一部でもある大量のウィッグで壁びっしり!ドローイング写真撮り忘れたけど、それも素敵でした。尾道観光大使でもある彼女は鞆も詳しい!

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ヴィヴィアン佐藤 / 美術家・文筆家・非建築家・映画批評家・ドラァグクイーン、プロモーター。ジャンルを横断していき、独自の見解で何事をも分析。本展では、自己を象徴的に現わすウィッグを題材とした作品を展示する。

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リカちゃんかと思ったらエリィちゃんでした。

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入口にあった岡幸江さんの般若心経パッチワークが凄かった。波紋も見事。亡くなった娘さんへの供養で創作したものだとか。

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岡 雪江(おか ゆきえ)/ 1963年生まれ。東京都在住。退職後、自宅に保存してある生地などを使い、亡くなった娘への祈りの思いをこめた供養として「般若心経」の経文をパッチワークしたキルトを創作した。

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タナカマコトさんの「八百万」をテーマにした創作仮面。欲しいのがいくつかあった。膨大な量で、一日3個作ってる計算になる。パターン化しないで作れてるの凄いな。

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タナカ マコト(たなか まこと)/ 1954年生まれ。佐賀県在住。出版社で雑誌の編集・制作に携わり、退職後まもなく「八百万」をテーマに様々な仮面の創作を開始した。自己との対話を続けながら、現在も制作を継続中。

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上野 良太(うえの りょうた)/ 1994年生まれ。広島県在住。自身が暮らす「あゆみ苑成人寮」での生活の中、自分以外の何ものかになる一人劇を演じて遊ぶこと楽しむ。本展では、映像の上映や自作した小道具などを展示。

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winky.ω(うぃんきー おめが)/ 1980年生まれ。奈良県在住。似顔絵家 & 筋肉画家。中学生の頃、筋肉美に魅力されて以降、人体の様々な表情を捉える創作を探究。本展ではボディビルダーを描いた作品を展示する

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飛翔してるのはVergさんのビニールワイヤーで作られたオリジナルロボット。意外とお値段安め

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Verg(ゔぁーぐ)/ 1984年生まれ。埼玉県在住。学生時代に色や太さが豊富なビニールワイヤーに出会って以降、「ワイヤー・メック」と名付けるオリジナルロボットの創作を開始。各メカには詳細な「妄想設定」がつく。

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Kanoguti(かのぐち)/ 1993年生まれ。神奈川県在住。中学生の頃、日常生活で生じた様々な思いや悩みを反映した創作を開始。自身の生の意味や普通/異常の境界を問いながら、ネットを中心に作品を発表している。

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39819(さんきゅうばいく)/ 1956年千葉県生まれ。茨城県在住。自己像に対する否定的な思いから、生まれつきの姿形や能力の身体拡張的超出などを題材に創作する。本展では混沌かつ多様な身体観を映し出す作品を展示

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鈴木 智(すずき さとる)/ 1962年静岡県生まれ。北海道在住。無職。現在は、自作の絵本を創作する活動を行う。本展では、『むじゅん』と『LAST WAR-最後の戦争-』2作品の絵本原画を展示する。

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渡辺 航一郎(わたなべ こういちろう)/ 1995年生まれ。神奈川県在住。中学生の頃に家紋を知って以降、「家紋研究者」を名乗り活動を開始。一方で、家紋を掲げた様々な構造体が融合するキメラ的建築物の絵を創作する。

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サエボーグ/ 1981年生まれ。ラッテクス製の着ぐるみ(スーツ)を制作し、自ら装着するパフォーマンスを展開するアーティスト。本展では、生命活動を象徴的に現わす「火」を象った光る着ぐるみ作品『HISSS』を展示。

 

 

展覧会情報:

鞆の津ミュージアム自主企画展『Re: 解体新書』を11月12日(土)より開催することになりました。
展示名の読み方は「りかいたいしんしょ」。
私たちが自らの体を理解し、その新しい在り方について考えるために開き見る書物のような展覧会になればと思っております。
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企画展 /『Re: 解体新書』
会期 / 2016年11月12日(土)〜 2017年3月5日(日)
開館時間 / 10:00 〜 17:00
観覧 / 無料
主催 / 社会福祉法人創樹会 鞆の津ミュージアム
助成 / 一般財団法人 ツネイシみらい財団
お問い合わせ / TEL: 084-970-5380 FAX: 084-970-5381
e-mail / info@abtm.jp
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<次回展『Re: 解体新書』関連イベントのお知らせ>

11月12日(土)より始まる鞆の津ミュージアム次回企画展『Re: 解体新書』では、「Re: 解体新書 事始」(りかいたいしんしょ ことはじめ)と題したふたつのトークイベントを開催することになりました。

講師として、解剖学者・美術批評家の布施英利さんと脳科学者の茂木健一郎さんのおふたりにお越し頂き、私たちのからだをめぐる様々なお話をして頂くことになっております。定員は 各40名。

予約をご希望の方は、お名前と参加人数を info@abtm.jp 宛てにメールでお知らせください。

みなさまのご参加をお待ちしております。

<企画展関連トークイベント詳細情報>
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講演:『 Re:解体新書 事始 』その壱
講師:布施 英利
日時:2016年11月19日 (土)
時間:18:00〜19:30
会場:鞆の津ミュージアム
定員:40名
参加費:500円(会場受付にてお支払い頂きます)

講師プロフィール:布施 英利(ふせ ひでと)
解剖学者・美術批評家。1960年生まれ。東京藝術大学・大学院美術研究科・博士課程修了(美術解剖学専攻)。東京大学医学部助手(解剖学)などを経て、現在に至る。恩師・養老孟司氏と共著『解剖の時間』を27歳で出版し、以降の著作は約50冊。テレビ出演も多い。解剖学から美術まで、幅広いテーマと取り組む。著書に『脳の中の美術館』『美の方程式』『遠近法がわかれば絵画がわかる』など。
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講演『 Re:解体新書 事始 』その弐
講師:茂木 健一郎
日時:2017年1月29日 (日)
時間:18:00〜19:30
会場:鞆の津ミュージアム
定員:40名
参加費:500円(会場受付にてお支払い頂きます)
講師プロフィール:茂木 健一郎(もぎ けんいちろう)
脳科学者。1962年東京生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。専門は脳科学、認知科学。
「クオリア」( 感覚の持つ質感) をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文藝評論、美術評論などにも取り組んでいる。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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「からだ」を考える『Re:解体新書』展にヴィヴィアン佐藤、サエボーグら

 

 

Profile

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サエボーグ(saeborg)はラテックス製の着ぐるみ(スーツ)を自作し、自ら装着するパフォーマンスを展開するアーティストです。これまでの全作品は、東京のフェティッシュパーティー「Department-H」で初演された後、国内外の国際展や美術館で発表されている。2014年に岡本太郎現代芸術賞にて岡本敏子賞を受賞。主な展覧会に『六本⽊アートナイト2016』(A/Dgallery、東京、2016)、『TAG: Proposals on Queer Play and the Ways Forward』(ICA/ペンシルバニア大学、アメリカ、2018) 、『第6回アテネ・ビエンナーレ』(Banakeios Library、ギリシャ、2018)、『DARK MOFO』(Avalon Theatre/MONA 、オーストラリア、2019)、 『あいちトリエンナーレ』(愛知芸術劇場、名古屋、2019)、 『Slaughterhouse17』(Match Gallery/MGML、 スロベニア、2019 )など。

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