現在、ローラちゃんをフィーチャーしている最新号が絶賛発売中なのですが、
うっかり忙殺され、語り損ねた、前号4月号の「昭和トンガリカルチャー」で取材した、
個人的にもファンな、そして、私の周辺にも多くのファンを持つ
あの、巨匠・奇才・楳図かずお先生を取材させていただいた、あの感動のひとときをいま一度蘇らせたいと思います。
あの日は、よく晴れた日でした。
吉祥寺の駅を降り立ち、先生の家への道のりを心躍らせながら、ドッキドキで歩いたのを覚えております。
つい、関係ないのに、目についたボーダーを楳図効果だと思ってしまったりしたものです。
そして、この先には、ドーン!出ました。
UMEZUハウス!(かつて、ムネオ・ハウスという音楽もあったけっ、)の堂々たるたたずまい。
我々、取材班はさらに高鳴る鼓動を胸に、皆の心一つに、
ピンポーンを押すと(私めが若輩ながらこの大役を仰せつかりました)、先生自らのお声で「どうぞ〜」。
門の内側に入っただけで、うれし笑いが止まりません。その笑いをぐっとこらえて玄関のドアを開けると、
これまたドーン!と衝撃が走ります。
ここからは、取材の前に、どこで撮影するかロケハンと称して、先生の丁寧なご案内のもと、
完全に「渡辺篤史の建もの探訪」気分。
誌面ではご紹介できなかった見所を駆け足でご紹介しちゃいます。
まず、先生のお家取材には欠かせないであろう、メインのディスプレーコーナーをざっと。
これだけではありません、先生の家は、死角なし!隅々までパーフェクトなのです。
お宝でも探す気持ちで、探検すると…
ここまでくると、先生の仕事の細かさに、、感動なんてチープな言葉では説明できません。身震い級です。
そして、先生といえば、漫画だけではございません。音楽も忘れてはならない重要な表現のひとつ。
取材日、当日も朝から歌の練習をしてきたそうです。先生いわく、ラテンは難しいとのこと。
1975年にリリースされた先生の幻の名盤「闇のアルバム」から、実に36年ぶりに発表された第二弾「闇のアルバム2」を是非聴いてみてほしい。おどろおどろしい世界観は音楽からも感じ取れます。
サインをいただきました!!かわいい〜。我が家の家宝に任命です。
と、たくさんの写真でお送りしたお宅訪問とは別に、
先生の昭和の文化についての考察、自身の作品についての考え方やアプローチなど、恐怖への導き方などなど…インタビューでは、なるほど納得のためになるお話がギュギュッと凝縮されております。
しかも、先生の先見の明もすごい。素晴らしいアーティストです!!
まだまだグワシのひとつもできない、私ですが、まずはLINEでまことちゃんスタンプを使いまくり、
「まことちゃん」を読み返し、「14歳」を読破したいと思います。