子宝の旅へ。その2。 | Numero TOKYO editor
Numero TOKYO editor

子宝の旅へ。その2。

前回に続き、東府やステイのビューティ編。東府やさんには、美容ジャーナリストたち絶賛する噂のスパがあります。あまりの評判の高さに、私も職業柄ずっとずっと「行きたいな!」と切望していました。ビューティエディターを長らく仕事にして、数え切れないエステやスパには行かせていきましたが、ここ「mahora spa」には、驚きの連続。

mahoraとは、ま(美しい)ほ(場所)ら(秀でる)という意味を持つ古語。奈良時代から続く伊豆最古の湯・吉名温泉には、いにしえから今に届く神秘的な空気が存在します。「吉名の地」というものを非常に意識した、他にはない”儀式”からトリートメントは始まります。

☟トリートメントルームに入ると、写真では少し見えにくいですが、プロジェクターに古語が映し出されています。お部屋によってテーマとなる「言葉」が異なるそうで、私のテーマは「かほり」。香り大好きなので、なんだかワクワクします。まず、この土地に生える杉の葉を香炉に入れ、パチパチと炊かれた煙を体に浴び、心身を浄化します。

 

     

 

 

 

☟吉名は、清らかな水で溢れる土地でも有名。浄化の滝や心洗われる清らかなせせらぎ、湧き水など水に包まれています。煙での浄化後には、湧き水を使用した「煎り番茶」を体内に取り込むことにより、浄化の燻し煙感を体内でも感じるように。その後、私のテーマである「かほり」という古語を、3回、深呼吸とともに丁寧に発声し、ことだまを感じます。するとセラピストが、シュッシュッとお水を吹きかけてくれます。これは、お宿の敷地内で湧き出る湧き水を全身に浴びせ、生命のエネルギーをチャージするという意味があるそう。最後に、抹茶茶碗に入った湧き水をいただき、燻しのテイストを洗い流します。

 

 

儀式が終了したら、トリートメントへ。職業柄、どんなトリートメントも始めはしっかり意識を持って施術内容を確認しているのですが、オイルで背中を撫ぜられた瞬間、深い眠りへと落ち。。。長年の経験上、初めての出来事に我ながら驚きです。温泉で体が芯から温まっていることもあったのでしょうが、なによりも、施術前の少しスピリチュアルなこの儀式によって、心身の奥底まで、デトックスされ、セラピストの方に体を触れられたとたん、魔法にかかったように、まっさらな癒しの世界へとトリップしてしまったのかな。なんだかとっても、神聖な気持ちになれる、他にはない体験でした。

東府やさんには、もうひとつ話題のビューティスポットがあります。

☟ リゾートプール??と思われるでしょ。でも、手を入れるとびっくり、温かい温泉がここにも。こちらはベーカリー&カフェにある足湯です。足湯につかりながら、赤倉観光ホテル自家製のパンやスイーツが楽しめます。パンの美味しさは地元でも評判で、近郊に住む方々も買いに来くるので、焼きたて後はすぐに完売になってしまうそう。

 

 

 

東京から約2時間。また新しい美容スポットの誕生に感謝♡

Profile

editorial staff
TOKYO
fashion, beauty, colture…and more

日々のことから、ファッション・ビューティ・カルチャーに関わるニュース、さらには撮影裏話まで公開。Numero TOKYO編集部のスタッフが最新情報をお届け。

Backnumber

Recommended Post