LE SSERAFIM 初のフルアルバム「UNFORGIVEN」リリース! 「メンバーそれぞれの個性に注目してほしい」
LE SSERAFIM(ル セラフィム)が初の1st Studio Album「UNFORGIVEN」を2023年5月1日(月)にリリース。7カ月ぶりとなるカムバックを目前に、メディア向けにショーケースが行われた。
1st Mini Album「FEARLESS」、2nd Mini Album「ANTIFRAGILE」が韓国のみならず世界中で大ヒットを記録し、2023年1月には日本デビューも果たしたLE SSERAFIM。待望のフルアルバムについて、メンバーが次のようにコメントした。
KIM CHAEWON「今回のアルバム『UNFORGIVEN』は、他人の評価にとらわれず、LE SSERAFIMの道を切り開いていくという覚悟が込められたアルバムです。 1枚目と2枚目のミニアルバムに収録した曲を含めて、計13曲のトラックで構成されています。新曲も7曲入っています。それから、タイトル曲と新曲がアルバムのストーリーとうまく絡み合って、1つのストーリーラインとして繋がっているので、そういう部分を意識しながら聞くのも楽しいと思います」
SAKURA「今回のアルバムの準備期間が、日本での活動時期と重なっていました。そこで、このアルバムに収録された新曲を全て日本でレコーディングすることになり、とても新鮮でした。私たちも知らなかった、私たちの新しい声を盛り込んだアルバムですので、ぜひご期待ください」
HUH YUNJIN「この前のミニアルバムでは、私たちの堂々とした姿をたくさんお見せしましたが、今回はこれまであまりお見せできなかった姿、もっと立体的な姿を披露するために頑張りました。 また、新しいジャンルにもチャレンジしながら、私たちのいろいろな声をお聞かせすることに力を入れました」
KAZUHA「これまで、私たちが言いたいことをアルバムとして発表し、ファンの皆さんと頻繁にコミュニケーションを取ることができてよかったと思います。LE SSERAFIMが発表した曲の数が増えるほど、単独コンサートへの期待感も高まりますし、何よりも音楽とステージが好きでこの道を選びましたので、活発に活動していきたいと思います」
HONG EUNCHAE「初めてのフルアルバムなので、デビューしたとき、初めてカムバックしたときの感動を改めて感じました。その分、愛情を持って一生懸命準備しましたし、ファンの皆さんがどんな反応を見せてくださるのか、気になってワクワクする気持ちでいっぱいです。たくさん応援してください」
タイトル曲の「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」は、世界的音楽プロデューサーのナイル・ロジャースがギタリストとして参加した、ヒップホップとファンクリズムが調和した楽曲。
KIM CHAEWON「私が思うに、この曲が世の中の評価と偏見に対するLE SSERAFIMの姿勢を一番よく見せてくれるトラックだと思います」
HONG EUNCHAE「世の中が定めたルールから脱して、自分たちが正しいと思う方向へ向かっていくという歌です。レコーディングをするときも、ちょっと柄の悪い感じで、何様のつもり?という感じで歌ってほしいというディレクションを受けたんです」
KIM CHAEWON「私は、オリジナルコンテンツで年下のメンバーをからかうときみたいに歌ってほしいとディレクションを受けたので、とても簡単にレコーディングした記憶があります(笑)」
KAZUHA「アメリカの西部劇映画『続・夕陽のガンマン』のメインテーマのOSTをサンプリングしています。元々のトラックもすごく良かったのですが、サンプリングが加わったことでより中毒性も出て、完成度も高くなったように思います」
SAKURA「今回のサンプリングは、パン・シヒョクPDのアイデアだと聞きました。作曲者であるエンニオ・モリコーネさんのご家族に連絡をしたところ、ご子息が私たちの曲をお聴きになり、すごくいいねと承諾してくださったそうです」
この曲には、BTSの「RUN BTS」を作ったFeli Ferraro、Jay-Zが設立したレーベルRoc Nation所属のアーティスト、ベンジャミン (Benjmn)らが参加している。
ファンから難易度が高いとの声が寄せられるというLE SSERAFIMの振り付けだが、タイトル曲の振り付けのポイントは?
KIM CHAEWON「今回の振り付けもやはり簡単ではないと思います。表情・感情を表すところが多いので、そこに重点を置いて練習しました」
HONG EUNCHAE「今回のステージは表情変化が本当にたくさんあります。優しくて、可愛い表情から、ヴィランのようにパッと変わったりもしますし、少し悔しそうな感情を出してから、急に強いキャラクターに変身したりと、いろいろな感情を表現しなければならないので、そういう練習をたくさんしました。私たちの表情、演技に注目していただければと思います」
SAKURA「LE SSERAFIMといえば、野望、根性、こういう単語が思い浮かぶという方がたくさんいらっしゃると思います。もちろん、今回のステージにもそういう感じのキレキレのダンスがありますが、少しは余裕を持ってステージ自体を楽しむ、そんな雰囲気も感じられるのではないかと思います」
収録曲の一つ、「피어나 (Between you, me and the lamppost)」はLE SSERAFIM初のファンソングだ。
HUH YUNJIN「メンバー全員がこの曲の作詞に参加しました。ファンの皆さんのことを考えながら、話したいことを歌詞に書きましたし、何より私たちがピオナ(LE SSERAFIMのファン)の皆さんにプレゼントする最初のファンソングという点で、本当に愛情のこもっている曲です。それから、私が初めてプロデュースを担当した曲でもあるので、個人的にもとても大切なトラックです」
HONG EUNCHAE「私は作詞をするのは今回が初めてなので、少し難しく感じました。YUNJINさんが、自分の書いた歌詞を見せてくれながら、たくさん手伝ってくれました」
メディアショーケースでは、「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」のほか、衣装をチェンジして「No-Return (Into the unknown)」も披露。HYBEオリジナルストーリー「Crimson Heart」のテーマ曲で、3月に開催されたファンミーティング初お披露目されたもの。ディスコポップのリズムと金管楽器が印象的な、冒険に出る前のわくわく感を表現した楽曲になっている。
今回のアルバムの予約注文枚数が138万枚を突破し、ますます期待が高まっているなか、今回の活動の目標について尋ねられると、「今回の曲は歌だけ聞いてもいいですし、ステージと一緒に見たらもっといいと思うので、今回の活動目標は音源チャート1位を目指してみたいと思います」とKIM CHAEWON。「これまでレセラフィムと言えば、キレキレのダンスでしたが、今回は各自の個性が表れる部分もありますので、そういった点に注目していただければと思います。 それから、大変なことも一緒に乗り越えていきたいという気持ちになればと思います」とHUH YUNJINが答えた。
Text: Yukiko Shinto