ディスカバー・ジャパン第二弾?! 観光大国ニッポンへの道[後編]/菊地成孔×伊藤俊治 対談連載 vol.21 | Numero TOKYO
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ディスカバー・ジャパン第二弾?! 観光大国ニッポンへの道[後編]/菊地成孔×伊藤俊治 対談連載 vol.21

ディスカバー・ジャパン第二弾?! 観光大国ニッポンへの道[後編]
近年1.5倍のペースで増えているという日本に来る外国人観光客は、最近では東京だけでなく、京都、四国、九州まで各地で見かけるようになった。そんななか、ゆるキャラ、B級グルメに続き、祭りやアートと絡めるなどテーマパーク感覚で地方の魅力を再発見する動きもさかんだ。そこで、二人の国内外の旅の体験談から、東京の、さらに日本の観光資源まで、旅をテーマに語り合う。
ヒッピーイズム再び? 地方に向かう日本人
──ところで、菊地さんが最近注目している国や場所はありますか?
菊地成孔(以下K)「僕はこれからはフィリピンが来ると思いますね。ジャパゆきさん、横領事件の逃亡先、大統領夫人の靴コレクションなど、これまではあまりいいイメージがなかったと思いますが(笑)、パタヤビーチなんかもすごくきれいで料理もおいしいですよ。ちょっとした小ハワイですね。誰かが思い切ってフィリピンを紹介したりすると、ガンと行くと思いますよ」
伊藤俊治(以下I)「うちの生徒の間でも、フィリピンの島に滞在して、集中的に英語を学びながら旅行をするのが流行っています。すごく安いらしいですね。そういう英語学校がたくさんある。僕もフィリピンには行きますが、マニラは治安が悪いので、トランジットをして島々に渡ることが多いですね。フィリピンはアーキペラゴ国家で島によって全然違っていて、まだ古い民族儀礼や伝統習慣が残っていることが多い。そういった点でハワイのような島とは違いますね」
──ちなみに菊地さんはハワイには?
K「僕は地球上で一番ハワイが好きなんで、年に1、2回は行きますよ。自然には全然興味がないので、ワイキキのビーチかショッピングモールばかりですが。道端ジェシカさんのハワイ本を端から端まで読んで、紹介されたパンケーキ屋に行ったりしています(笑)」
【ハワイがエキゾチックなリゾートだった時代】

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