1年に1回、そう。。。この時期、自分のバースデーと重なる日は東京からトリップしています。
温泉入って、美味しいもの食べて、ゆっくり過ごすのをとても楽しみにしているの。
場所は2年続けて北海道。
九州に深く縁のある私は北の北、北海道という土地に降り立つのは3回目。
社会人になってホヤホヤの札幌・小樽以来の昨年の江差。函館から車で2時間半、果てしないまっすぐな道に北海道の雄大さと窓から自然が流れていく美しさを知りました。
でも残念なことに、台風が来ていて滞在時間16時間くらいの弾丸。
そして、、、今年は登別。
登別といえばツムラの入浴剤で知るくらいの知識。
温泉自体はここ数年、大好き、いや欲するようになりました。
以前は熱すぎるのが嫌いで、じっくり浸かるというよりは雰囲気だけを楽しむ、というのかな。
でも近年、どっぷりと何も考えないで楽しめるのは、そこでしか得られない〝時間”の価値感があがってきたかもしれません。
みなさんは何を基準にHOTELや旅館を選びますか?
多分、ウエイトの多くを占めるのが絶景だと思うんですね。それが海の青、サンセットのオレンジのグラデーション、山の木々の緑、あるいは紅葉、・・・都会に住んでる方は特にふだん目に映りこんでくれないものに夢を追いかける気がします。
私は、その旅館のHPなどの美しさでまず選びます。
こんなところに行ってみたい!と、ただそれだけの無垢な気持ち。
そしてパンフレットがあれば有力、それでさらに宿の深みを知ることになるからです。
そろそろ、滞在した北海道、登別の旅館「滝乃家」をご案内しますね。
Instagramで当日には敢えて宿泊したところを書かず、美しい景色や少しだけ切り取った自然になじんだお部屋、おいしいお料理などをアップしていたのですが、かなりの方がお尋ねくださいました。
きっと心に響くものがあったのでしょうか、とても嬉しく思います。
一番上の写真もそうですが、この天に湧く最上階(5階)の湯、「雲井の湯」
泉質は食塩泉、鉄泉。入った瞬間に樹林と溶けてしまった湯の先に見惚れてしまいます。
湯面に映りこむ木々の影の美しさといったら。こういう美しさは露天風呂ならではの魅力。
たまたま他の方がいない時間で独り占めしてきました♡
札幌から約1時間、登別にある「滝乃家」はコンセプトがまず素敵でした。
——–宿の名前に配した、「家」の文字。そこに、想いのすべてが込められています。家族や親しい人の前では、自然体
でいられるように。うつろいゆく四季の前では、無常の時を知るように。在るがままの自分と出逢い、求めるがままに時をくつろぐ悦び、そこに、私ども宿のおもてなしの心があります。ゆるやかであたたかい、郷里のように。登別温泉郷 滝乃家。みなさまの旅の家族が、安息の「家」でいつでもお迎えいたします。———————(滝乃家パンフレットより)
入り口は・・・。
歩きだとこちらから入るのでしょうか。奥の建物が滝乃家です。
橋の下は川でせせらぎが聞こえてきて・・・そう、気温は16℃!東京は28℃くらいで蒸し暑かったので
温度差感じました。カラっとしてるし肌寒いと思う瞬間も。
入り口では靴を脱ぎ、そのまま畳の目を足裏で感じながらロビーにご案内されます。
左奥は自由に寛げるラウンジが。
〝茶道”に関しての本や、日本のやきもの、なども。
登別温泉郷 滝乃家は「サービス最優秀旅館ホテル」で賞を取るだけあり、きめ細やかなあたたかい空気はお迎えの時から流れています。
お着物をきた担当の方がやさしい笑顔でお薄と羊羹を。
長旅の疲れが癒される第一段階ですね。
ふかっとしたソファ、全面が樹木のグリーン。これだけで癒されない人はいないはず。
畳が敷き詰められた廊下、畳ってこんなに心地よかったっけ?と素材感のあたたかさも気づく。
私の泊まった「飛鳥」というお部屋。
予約の時は何室からも選べたのですが、お風呂に惹かれました。
これ反則!!(笑)美しすぎるから!
だって、ここ滝乃家は先ほどの天空の露天風呂だけでなく、地下に大浴場があるのですが、それがまたすごいの。
てことは、1泊2日なのに3種類のお風呂に入らないといけない!?というなんとも贅沢な悩みも発生。
浴槽からこんな風景が♡
ほんと、自然と自分が溶けてるようなそんな気分。
このバスルームには持参したWELEDAの大好きなバスミルクを。
グリーンな感じのイメージに合わせ、モミとシトラス。今回はモミを使用しました。
このミニバスミルクは5本セット。体調に合わせてセレクトしてもいいし、また香りなどのインスピレーションでも。
モミのバスミルクがまたこのシーンを盛り上げてくれるんです♪
残念ながら、和室も付いていたのですが利用しませんでした。
あぁ、ここで写真撮っておけばよかったなぁ。残念。。。
そして、旅の楽しみの1つ、もちろん!おいしいものを食べること。
特に地元の地産地消、そこでしか味わえないものが特に好きです。教えていただくだけでワクワク♪
夕御飯は全室個室のお食事処「原生林」で。
プライベート感満載なのでリラックスできます。
手書きの〝処暑”と書いてる中は本日の献立。
食前酒はハスカップ、先附、前菜、吸物、向附、強肴、焼肴、冷鉢、煮物、御飯、デザートまでの
フルコース。とれたての旬、地産の滋味で彩る懐石料理。
北海道ですもの、迷わず毛蟹、登別産を選びました。
やっぱり違う、美味しい!!!!!!!!それにしてもシャンパン飲みながら無言でカニスプーン。没頭&真剣。
時鮭の木の芽焼きも、さすが北海道!鮭も違います。とうもろこしのプチプチ感はこっちにはない感触で
すご~~く甘く美味しい!!
椀も迫力の燻しゴールド。
デザートは穂別産メロンと西瓜のサラダに白花品川萩のクレームグラッセ。
お腹いっぱいなのに別腹が欲求すごく・・・(笑)
お部屋に戻りゆっくりした後は、am2時まで開放している、それこそほんとうの野生的な露天風呂!!
深夜1時も回れば人もいません。(私の時間?笑)
大地を感じながら森林浴なんて!贅沢すぎですね♡しかも硫黄の濃度が高く薬湯みたいでお肌もつるつる~~~すべすべ。
大浴場は露天風呂、3つの温泉、ドライサウナもあって、すべて掛け流しでした。
かなり楽しみながらゆっくりできます。
旅コスメはこちら達。
ファンデーションはNARSの新製品のスティック、この1本で片側はスポンジになってるので塗りのばす、なじませるができてとても便利です。
チューブ系は特に軽くスリムなのがGOOD!ゲランの新しい毛穴レスにしてくれる下地、ヘレナの大人のハイライターのリキッドライトで艶肌プラス。
ジバンシイのポッとお花が咲いたような色っぽい頬にするピンクのランタンポレル ブロッサムのジェル(ミニサンプル)
パレット系は1つにすべての色がコーデされてると旅行などに持っていくのにミニマムになるので洋服に合わせて選んでいます。
セルヴォークは今顔作れるオレンジスピリッツの効いたアイシャドウパレット。ルナソルのはハイライトからシェードまでブラシでミックスするだけで肌をコントロールできる優秀グラデ。
リップを彩るリップタトゥーはイヴ・サンローラン。マスカラはヘレナの新製品の黒、アイライナーは艶黒に見え隠れするプラム色のジバンシイのロージィ・ブラック。
一泊だったら、なにか付録やいただいたサンプルをためておくといいですね。
それだけでスキンケアは持ち運びのウエイト的に助かります。
旅館の朝ごはん、もうね、それだけで早起きも苦じゃない。
こんなに色々毎日あったらきっと幸せね。
野菜の甘み、カレイの干物の旨味、出し巻き玉子のジューシィな美味しさ、そして大好きな焼きたらこ。
湯豆腐もグツグツ、ほどよい大きさ。
味付けが薄味でとても美味しかった料理長の〝のりくらげ”は思わず同じのを売店で買って冷凍便で送りました。
ほんとうに心から寛げる素敵な宿だったのですが、ただ1つ残念なのはアメニティ。
私的には、そこで〝ビューティ度”を見てしまうわけで、その旅館、ホテルが〝美”やクオリティに対してこだわりがあるか
無いか、かなり重要視しています。
たしかに自分の好きなものを持っていけばいいのですが、洗面のエリアに足を踏み入れた瞬間にアメニティのブランドを確認するのは私だけでないはず。センスが問われるとこかな、と。
使ったことのないブランドだったら当然使ってみたいし、気に入ったら製品だって買いたい。
なので逆なものが置いてあったら、心底これ置かないほうがいいのにって、素敵な旅館のイメージ・マイナスになってしまうかなぁ・・・。
中には思わず使い捨てにしたくないほど磨きやすく上質な歯ブラシもあるし、買いたいほどのヘアバンドもある。スリッパも同じく。シャンプーやボディソープ選びにもかなりこだわりを感じる旅館、ホテルもあったりすると嬉しくなります。
今まで国内外含め、アメニティで残念な気持ちになるのも多く、逆に、使ってみたかった!これ良いじゃない~!的なセレクトされてるのを見ると、それだけで旅行の気分もどんどんあがっていく。
もしかしたら、再訪したいきっかけにになるかもしれないのに・・・と思うのです。
では、またね★美香