今年最初の出張はメンズのパリコレでPARISへ。
3.1 PHILLIP LIMのショーは、朝一に始まる。冬のパリの朝は遅いからもちろん真っ暗な時間からホテルを出発して会場へ入ります。
リハーサル前の会場に入ると、フィリップはいったいどんなショーを見せてくれるんだろうと、想像を掻き立てられる。
シンプルで飾りっけのないウッドのセットは初々しくも整然とした印象。
毎度のことだけど今回も期待を裏切る男性の美しさを見せつけてくれるんだろうと確信した瞬間。
テーマはウエスタンスピリットでした。
パリで大胆にもアメリカをテーマにしたコレクションを展開した2014年AWコレクションは、
フィリップの解釈する都会的で洗練されたカウボーイスタイルでした。いわゆるカウボーイからは想像もつかないエレガントなコレクション。デニムはインディゴのフローラルジャカードでラグジュアリーに、Tシャツはシルクで風になびくようなシルエット。スカーフは小粋に・・・
ウェスタンスピリット=開拓者の精神
フィリップはまさにファッションの世界での開拓者であると思う。
既成概念をなくし、ラグジュアリーをプライスタグでは測らず価値観やマインドで決める。
目立つことを思考するのではなく、実用性や着心地を新しく思考する。
手の届くプライスにとことんこだわり、極限の表現をする。
ファッションとは自分のためのものであると余裕すら感じます。
最後に・・・
ショーの直前バックステージでフィリップから「MIHOKO、このフローラルジャカードどっかで見たことない?青山店のWALLと同じでしょ(笑)。」
!!!!!!!!!!!!!
2014AWシーズンが今から楽しみです!