【街活!東京ローカル】と銘打って東京のあちこちを徘徊してますが、別に絶対東京限定!という主張があるわけでもなく……近隣県にも同じくらい興味はあります。
今回はたまたま東京からはみ出してしまったというだけで、かと言って東京でもないのに【東京ローカル】に大雑把に入れてしまうのも失礼な話なので、今回から新たに【街活!神奈川ローカル】シリーズを派生的に創設することにします。
11月のとある日、友人が住む神奈川県横浜市鶴見区へ行ってきた。
鶴見……どんなところかまったく知らない。
横浜だから、小綺麗な高層マンションとかが建ってるような、新しめのベッドタウン、みたいな感じ?
そんな浅〜いぼんやりしたイメージを勝手に持っていた。
京浜東北線の鶴見駅で友人と待ち合わせて、バスが来るまで駅前をウロウロ。
この商店街をちょっと歩く。
そこはかとなく漂う、ローカルの匂い……“小綺麗な住宅地”とはちょっと違う予感。
というのも、年代を感じる佇まいのお店が多いのだ。
何だか昭和なケーキ屋さん。
売られている商品もどことなくレトロ。
「ケーキの切落♪♪」
切り落とされてるケーキ、初めて見た。肉じゃなくて。
ちょっと食べてみたい……けど、買い食いするには若干多いのでやめておいた。
さて、市営バスに乗り込み、一日乗車券(600円)を購入。
向かうは三ツ池公園。
ネット上で鶴見のスポットランキング第1位になっていたのがこの公園。
ちょうど紅葉の季節で景色がカラフル。
ネットの写真は緑が深々としていたので、これはラッキーな時期に行けたかも。
美しい。
三ツ池公園はその名の通り、公園内に大きな池が3つある広い公園。
3つの池を囲んでいる周りが小高い山になっていて、山道を歩けばちょっとしたハイキング気分も味わえる。
整備しきらずに自然を残した、凸凹感あるワイルドな公園だ。
山道はこんな感じ。
しかも単に自然があるだけではなくて、サッカーや野球、バスケができるトラックもあるし、ジャンボ滑り台とかローラー滑り台(工事中だったけど)などの遊具もあるし、資料館みたいなのもあったりと、オールラウンドな設備の充実っぷり。
このスケール感、23区にはない。
このノビノビ感は23区外だからこそ享受できる豊かさだなぁ、と23区歴13年の私は実感。
だって、こんなスポットが近所にあったらお金要らずで一日過ごせるもん…。
デートにも最適だし、結婚して子どもができたらこういうところに家族で来たい。
池のほとりで景色を眺めてたら鴨の集団がわらわらとこちらめがけて直線距離で泳いできた!
鴨with鯉。
人懐っこい生物たち。
しかし、しばらくすると向こう岸に来た人間を見つけ、これまた直線距離で退去する鴨群。
どうやら「こいつらはエサくれねえ」と見限られたらしい……判断力が明晰すぎてびっくりする。
歩いていると「ニャー」の声が。
こちらも「ニャー」で応酬すると、ニャーさんすり寄ってきた。
すりすり……
にゃっ。
ひとしきり寵愛し、私の猫可愛がりしたい欲も満足したところでバイバイしたが、よく考えるとおそらくエサ目的……。
一方、こいつの方はというと、
池の鴨を狙っていた……。
可視化される食物連鎖。
ここは地球の縮図かもしれない。
公園内にはコリア庭園という韓国式のお庭エリアもある。
狛犬的な、シーサー的なひとに迎えられて中に入る。
こちら、中は資料館。衣裳やら、タンスやら、陶器やらが飾られている。
六角形の展望台みたいなところ。こういうの、私も韓国で行ったことあるな。
韓国式の門。韓国の建物って、白くて明るい。そこがダークカラーがベースな日本と違う。
こちらはキムチ壷らしい…いっぱいあるほどお金持ちのステータスだとか。
「やってみよう!トゥホノリ」とのことなので、やってみた。
前にある黒い円筒型のものが的。ここに矢を投げて入れるゲームがトゥホノリ。
矢が放たれた一瞬を捉える友人のナイスシャッターぶりがすごい…けど、私は全然入れられず。結構難しかった。
という時間を過ごし、あっという間に2時間経過。
三ツ池公園の充実っぷりが分かるかと思いますが、ここに載せてあるのもほんの一部。
公園そばにある「Cafe MITSUIKE」でランチを。
公園の景色を眺めながらのロコモコ。
鶴見探索、前半戦は鶴見のかなりヘルシーな顔をなぞったが、ここからだんだんローカルさが深まってくるのです……次回に続く。