Culture / Interview

ライアン・マッギンレー
「ありのままの体に対して賞賛を表現したい」

初期作品から最新作まで自ら約50点を厳選した「ライアン・マッギンレー BODY LOUD!」開催。4度目の来日を果たした写真家、ライアン・マッギンレーにインタビュー。

J.W アンダーソンに夢中

──ファッション業界では、「ストリートカルチャー」が勢いを増していますが、今のNYダウンタウンもあなたにとっては魅力的な場所ですか?

「もちろん。NYに住んで20年になるけど、ダウンタウンはいつだって好きだよ。いつの時代もストリートカルチャーから、ファッションが生まれていると感じるけどね。最近だと、フット・バイ・エアーのデザイナー、シェイン・オリバーはとても素晴らしいデザイナーだと思う。長年の友人であるアーティストのペトラ・コリンズや、ラッパーのラットキングもクールだよ」

──写真以外に夢中になっていることはありますか?

「ファッションが好きで、僕とボーイフレンドは、J.W アンダーソンに夢中なんだ。彼のデザインや、ロエベに対する取り組みはおもしろいと思う。N.ハリウッドも好きでよく着ているよ。ニューヨークのショーではボーイフレンドのマークがモデルとして出演したから見に行ったんだ。日本にいる間にお店にも行きたいと思っている。それとMIYAKE ISSEY展にも訪れたい」

──インスタグラムも活用されているようですが、どのように楽しまれていますか?

「インスタグラムはとても面白いから好きだよ! 犬や、ボーイフレンド、母の写真など、よりパーソナルな写真をアップして楽しんでいるよ。他の犬の画像を見たり…、『イヤーブック』プロジェクトのモデルもたまに探したりしているね。あ、最近見つけたアカウントは、@doctorpimplepopperっていって、とてもグロくて気持ち悪いからオススメはできないんだけれど(笑)。なんだか面白くて見てしまったんだ」

──日本についての印象を教えてください。

「今回で4度目の来日だけど、毎回日本食には感動する。和食のおもてなしにはいつもインスパイアされるよ。器や陶器、細やかな部分までこだわり抜かれていて、完璧だよね。おけいすしに連れて行ってもらったけれど、板前さんのふるまいが素晴らしかった。茶道など伝統的なしきたりにも惹かれるよ。滞在中に、直島にも訪れる予定だから、安藤忠雄の建築や島のアートを楽しみにしているんだ」

Photos:Munehiro Hoashi Interview & Text:Yukino Takakura
All Works:©Ryan McGinley Courtesy the artist and Team Gallery,
New York / Tomio Koyama Gallery, Tokyo

Profile

ライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)写真家。1977年アメリカ・ニュージャージー州生まれ。2000年にパーソンズ・スクール・オブ・デザインを卒業。NYダウンタウンの若者たちをリアルに切り撮る『The Kids Are Alright』がアート界、ファッション業界で注目を浴び、03年にホイットニー美術館で25歳という最年少で個展を開催。写真家としてのキャリアをスタート。ヌードを被写体として展開されるポートレートや、田園風景写真など、新機軸を生み出し「アメリカで最も重要な写真家」と高い評価を受ける。

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