“自浄デトックスで”自分史上最高にキレイな心と体へ | Numero TOKYO - Part 3
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“自浄デトックスで”自分史上最高にキレイな心と体へ

cleanse my body and soul
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毎日の薬膳で自浄力と女性力をアップ!女性力を目覚めさせる、薬膳ごはん

もともと女性の体には産み育てるための強くしなやかな力「女性力」が備わっていて、この女性力をしっかり起動させることが健やかな美の重要キーと、教えてくれたのは薬膳料理家の鳥海明子さん。「『女性力』とは、中医師の邱紅梅先生との会話の中で出合った言葉なのですが、男と女の違いを認めつつ、その人本来が持っている力を毎日の食事を通じて生かし切っていくことは、とても大切なことだと思います。現代女性はホルモンバランスの崩れや、ストレスでお悩みの方がとても多いですが、いまの自分の体や心の状態に少し耳を傾け、足りないものは補い、過剰なものは取り去り、かつ巡りを良くすること。大切なのは、体質の偏りを中庸に戻すということです。薬膳というと、生薬を沢山使った特別な食事療法のように思われがちですが、ふだん私たちが何気なく食べている食材でも、その人の体質や季節の変化に応じて、医食同源の考え方に基づく中医学の理論に沿って組み合わせていけば、それも立派な薬膳。例えば梅雨時は、「湿邪」の影響で冷えやむくみ、体の重だるさなどを感じる時季です。湿気を嫌う胃腸消化器系の働きが弱まって胃もたれや食欲不振になりがちで、精神面では無気力になったりクヨクヨしやすくもなります。これらの不調も、薬膳で体内の水はけを良くしたり、消化機能を高めたりすることで、ずいぶんと楽になったり、気分のリフレッシュを図ることも可能です。こうして心身のブレを少しずつ自分自身で調整するうちに軸のようなものができて、自然と旬のものを「美味しそう」と感じるなど、誰しもがもともと持っている野生の感覚が目覚めていけば、頭でっかちで健康オタクになるより、よっぽど良いような気がします」。季節の移り変わりや月経による体や心の変化を受けとめ、少し余裕を持って薬膳を取り入れ体調を整える習慣が身に付けば、自然とホルモンバランスも整い、代謝の良い柳のように強く美しくしなやかな体に近づけるのではないだろうか。
Illustration : Akiko Hiramatsu Edit : Hisako Yamazaki Text : Kumiko Ishizuka(p.4-6)Hisako Yamazaki(p.1-3、7-10)

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