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「二人が写真をはじめたルーツとは?」写真家・操上和美×永瀬正敏 スペシャル対談 vol.1

N:何を撮影されるんですか?
K:東京で出会ったあるイスラエル人がいるんですけど、その人物が故郷にいる姿を撮りに。せっかく出会ったのだから、こいつの生まれた国に一緒に行ってみようと。イスラエルと言うとシリアとか、戦争とか想像されてしまうのですが、僕にとっては関係ない。彼が中心で、彼がいる彼の故郷というのが重要なんです。そこで俺が何を感じるのか。見た瞬間に感じるもの、起こる感情を切り取る。場所と肉体が作用して、どういういきさつになるのかを見届ける。自分の目で見たものと、肌に触れる感覚をた頼りにシャッターを切るんです。そういったことを考えても、何を思ってシャッターを切っているかというと、やはりいつも人ですね。
N:僕らからすると、操上さんはレジェンド。若い頃から海外に行かれて、ミュージシャンや文化人を撮影されて、日本に当時最先端の海外の文化をいっぱい持って来て頂いた。それらに、僕らの上の世代の人達が影響を受けて、その後僕たちも影響を受けてきた。そこ(会場後方)にキースの写真もありますが、彼もレジェンとのひとりですからね。音楽、写真、カルチャー、映画にせよ、これがおもしろいよって海外のものを持って来てくれた人物ですから。
K:あの頃は、何が面白いか分からなかったから手探りでしたから。自分で調べて、調べたデータに基づいて追いかけていく。そういうやり方しかないので、自分の肉体を信じてどう進んでいくかということ。それを続けるというのが、写真家と言って生きながらえる方法なのだろうなとすら感じていました。感じられなくなったらきっと続かないかな。やばいなそこで終わりだなって感じですね。旅っていう、自分の精神がどういう風に浮遊していくか、感じていければいいかなと、未だに思っています。それにしても、都道府県全部というのはすごいと思いますけどね。
N:1年で何県まわれるのか、勝負ですね。
K:仕事と仕事の合間にね。それは面白そうですよ。
Photo:IMPOSSIBLE Styling:Yasuhiro Watanabe(FEMME) Interview: Hisako Motoo Edit:Maki Saito Text:Yukiko Ito

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