はい、残暑のまだ残る今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?
今年も早いものであっという間に9月ですね。あと3ヶ月もしないうちに終わっちゃいますよ。。。私、微妙に焦っているのは、9月という理由だけではありません。来週から2013 S+Sパリプレタポルテコレクションがスタートしちゃいます。
という訳で、今週は仕事そっちのけで、今アシスタントと衣装作りに命がけです。パリで日本のファショニスタとして、しっかり現地でボケかます為に、日々深夜迄作業が続いております。細かい所迄気が廻らず、最終的にアバンギャルドな小物合わせとかしてたら、どうぞ野次でも何でも浴びせて下さいまし。
さてさて、2013 S+S プレタポルテですが、NYが終わり、ロンドンが昨日終わり、明日からミラノが始まりますね。パリが始まる前に、何とか前回のオートクチュールのリポートをUPしておきましょう!
まずは、ATELIER VERSACE(アトリエ・ヴェルサーチ)。メンズの最終日にフライングして行われたヴァエルサーチですが、ジャンニ・ヴェルサーチが最後にコレクションを行った、ホテル・リッツのプールという何とも感慨深い場所でショーを行いました。生地をPVCでコーティングし、細かく裁断して作り上げて行く、お得意の砂時計のようなラインと、華やかなシフォンのドレスは、ドキドキするほどセクシーで最高でした。
ATELIER VERSACEのリポートはこちらからどうぞ。
その後、同じ会場でパーティーが行われました。その模様はこちらからどうぞ。
Van cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)は、パレ・ド・トーキョーを会場に舞台仕掛けの素晴らしいプレゼンテーションを見せてくれました。『幸福の宮殿へようこそ。』というタイトルの今回のプレゼンテーションは、自然界や、星空、はたまた世界中から集められたラッキーアイコンがテーマ。蝶やてんとう虫などファンシーな物から、ドラゴンやユニコーン等想像上の動物迄、大粒の宝石で飾られジュエリーになっていましたね。
Van cleef & Arpelsのリポートはこちらからどうぞ。
Alexis Mabille(アレクシ・マビーユ)は、ホテル・シャングリラの素敵なサロンを使い、宝石をテーマに様々なジュエルカラーのドレスを発表しました。宝石箱を開けたときに輝きを放つ宝石達の物語が、最高のマテリアルとテクニックで表現されていました。
Alexis Mabilleのリポートはこちらからどうぞ。
CHANEL(シャネル)はグランパレの中にある100年近く使われてなかったサロンを美しくデコレーションしてのコレクションでした。こちら、このショーの為に600平方メートルの天井画が用意されていました。。。。もう、圧巻!!!!
日常で着られるオートクチュールを提案する今回のシャネルは、『New Vintage』というテーマで、程よいレトロムードと、斬新な新しいテクニックを織り交ぜた素敵なコレクションを発表しました。
CHANELのリポートはこちらからどうぞ。
CHAUMET(ショーメ)は『ヴァンドーム12番地』というその住所をコレクションのタイトルにして、12のコレクションで作品を発表しました。コレクションの中にはまるでジレのように着るアクセサリーや、豪華なソートワールやリング。そして数々の素晴らしいティアラと、エグレットまで登場していましたね。
CHAUMETのリポートはこちらからどうぞ。
CHNAEL FINE JEWELRY(シャネル・ファイン・ジュエリー)は、今回エッフェル塔の側のケ・ブランリー美術館の屋上に特別な空間を作り、素晴らしいプレゼンテーションを見せてくれました。マドモアゼル・シャネルが最初にダイヤモンドのジュエリーを発表してから80周年を迎えるアニバーサリーイヤーの今年、80ピースのため息の出るようなコレクションを見せつけてくれました。
CHANEL FINE JEWELRYのリポートはこちらからどうぞ。
クチュール期間中に行われたBonpoint(ボンポワン)のコレクションにもお邪魔して来ました。ショップの中庭にウッドのキャットウォークとテントを貼り、さながら運動会のようなムードで、小さなスーパーモデル達のステージングを楽しんで来ました。
Bonpointのリポートはこちらからどうぞ。
Dior FINE JEWELRY(ディオール・ファイン・ジュエリー)は、由緒正しい本社のサロンで行われました。ジュエリー部門のデザイナー、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは今回のコレクションに『Dear Dior』というタイトルを付け、ムッシュが以前オートクチュールのドレスに合わせ作っていたコスチュームジュエリーにインスパイヤされた素敵なコレクションを発表しました。
Dior FINE JEWELRYのリポートはこちらからどうぞ。
VALENTINO(ヴァレンティノ)では、『思索とノクターン』という少し哲学的でアンニュイなテーマを選び、独特な美しい世界観が表現されました。静寂なのに強く力を秘めた様々な濃いブルーがコレクションを飾り、知的で手の込んだ世界最高水準のオートクチュールのテクニックがふんだんに登場しました。
VALENTINOのリポートはこちらからどうぞ。
BOUCHERON(ブシュロン)では、今回、若いフランス人のクレール・ショワンヌがクリエイティブ・ディレクターに任命され、フレッシュで新しいブシュロンの世界が発表されました。創設者とアトリエに敬意を払い、アーカイブスの中から9つのテーマを作り、クエスチョンマークのネックレスや、スネークやカメレオンのモチーフ、彫刻したロッククリスタルやジュエリーの枠を完全に越えたオブジェのような作品まで、新しい華やかな作品が並んだ素敵なプレゼンテーションでした。
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