東京はすっかり展示会シーズンに突入ですね。ただ今レポート中の2013-14 F+Wのコレクションが続々と日本に到着し、身近に見れる機会が多くなります。ただ、恐いのはうっかり受注を付けてしまいがち。。。半年以上先の気分なんか解んないのに、その場のテンションで。。。嗚呼、毎回馬鹿な事しております。まぁ、そんだけ素敵なブランドが多いって事なんですが、時々、届いた段ボールに『買ってないから!!!』とアシスタントに逆ギレしています。。。だって、その時その気分じゃない事も多いのよね。。。。ホント自分が信じられません。。。毎日。。。。
こちら、SAINT LAURENTの展示会に先日お邪魔して来ました。ローマ法王のようなコート、、、国産車が一台買えちゃいます。。。。
はい、では、リポート続けますね。今回で2013-14 PARIS Prêt à porter Collectionは最終回。近々、総括なんぞもしますので、ダイコ★ブログのほうも覗いてやって下さいね。
まずは、sacaiです。日本が世界に誇る数少ない元気の良いブランドの一つですが、今シーズンはsacaiらしくベーシックな様々なアイテムを、日常の生活に成り立つというブランドコンセプトに忠実に再解釈して行きます。トレンチコートにベルベットのマテリアルを合わせ、ドレスとして提案したり、チェスターフィールドはオーバーサイズで華やかなレースとコーディネイトされます。得意のニットにはファーのフリンジを編み込みゴージャスにしたり、バイカージャケットはフルレングスでトレーンを引くソワレに変化します。さらにハイブリッドになったコレクションはますます人気を呼びそうですね。
sacaiのリポートはこちらからどうぞ。
ディヴィッド・ボウイとグラムロックへのリスペクトをテーマに、今回初めてランウェイコレションを行ったZADIG & VOLTAIREですが、フランスの繊維メーカーのアーカイブスにインスパイヤされた様々なジャカードを使った、キラキラのステージ衣装をイメージさせるパンツスーツや、ロックスターのプライベートを感じさせる、カジュアルだけど遊び心のあるファーや、 ディヴィッド・ボウイのステージ衣装からインスパイヤされたウルフのモチーフが登場して楽しかったですね。
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ランウェイに巨大な地球を用意して、そこにキラキラと輝くCCマークのフラッグを飾ったランウェイで、スペクタクルなコレクションを行ったのはCHANEL。ワールドワイドに世界を駆け抜けるパイロットウーマンをイメージシして、作品はあくまでも軽くアクティブです。トロンプルユをテーマにコートに見えるスーツや、コートの下にミニスカーをコーディネイトしてるように見えるアイテムまで、プロポーションやボリュームまで自由自在に操ります。このメゾンのシグネチャーでもあるラグジュアリーなツイードにクローズアップし、中にはルサージュが手がけた、複雑なアートのようなツイードも登場して素敵でしたね。
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フランドルの画家の作品をイメージソースにして作品を発表したのはVALENTINOです。敬虔な彼らのライフスタイルは、カルヴェン派の正教徒達のように白い小さなカラーで表現され、コンテンポラリーに解釈されていました。ファッション界では、一番の技術を誇るこのメゾンのオートクチュールのテクニックも、整理されたスタイルの中に惜しげも無く使われます。デルフト陶器や、イズラミックなカーペットのパターン等、エスニックな要素もさりげなく取入れられ上品で清楚なコレクションでした。
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デザイナーのサラ・バートンが産休に入るという事で、10体だけのオートクチュールのような濃厚な作品を発表したのは、Alexander McQueen。様々なキリスト教の儀式等で用いられる装束や、ローマ法王、エリザベス1世、天使等、歴史絵巻を紐解くようなスペクタクルをAlexander McQueenらしい、エキセントリックで超絶技巧のテクニックで表現されます。多用される、菱形のモチーフやパールはまさに豊かだった時代を彷彿させ、このブランドのアイデンティティーでもある、ダークな部分もしっかり見せていた印象的なコレクションでした。
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常にリアルなオシャレな人々へ、独自のワードローブを提案するPAUL & JOEの今シーズンは、メゾンが得意とする『Men & Women』をさらに発展させたスタイルで登場しました。おじいさんのジャケットを思わせる無骨なメンズライクなチェックのジャケットは、柔らかいサテンのベビードールとコーディネィトされ、重い素材と軽い素材のコントラストを楽しみます。コレクション後半に登場するゴールドのジャカードのコレクションはどれも素敵で、ゴージャスなハンサムウーマンの為の新しいタキシードの提案でしたね。
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いつもの会場ルーブル宮の広場に、ドラマティックでデカダンスなホテルを建ててしまったのは、毎回、メリーゴーランドや、機関車が登場するスペクタクルなショーで大人気のLOUIS VUITTONです。様々な光沢を見せるテクスチャーに拘った今回のコレクションは、フェザーを刺繍のアイテムに使ったり、スパンコールのエンブロイダリーをグラデーションで用いたり、ベルベットやコントラストとしてメンズウエアのマットなウール等、セクシーでアンニュイなアイテムとなって登場します。人気のスピーディーやロックイットは、滑らかな構造とレザーのトリートメントでその雰囲気を見事に変化させ、次シーズン、かなり話題になりそうですよ。
LOUIS VUITTONのリポートはこちらからどうぞ。
今回のPARIS Prêt à porter Collection、最後のリポートとなるのはMONCLER GAMME ROUGE。いつもながら楽しい演出でコレクションを盛り上げます。様々なゴージャスなリアルファーと精巧に転写プリントで施されたファーのプリントを巧みにパッチワークし、ゴージャスなのにアクティブで楽しい作品を発表したり、猛吹雪の中登場するレスキュー隊からインスパイヤされた、実用的でアクティブなスタイル。後半の真っ白のコレクションには様々なゴージャスなファーに、クリスタイルやスワロフスキーのエンブロイダリーが、ダイヤモンドダストのような輝きをプラスし、シベリアンハスキーやシロクマの着ぐるみまで登場した、楽しいコレクションとなりました。
MONCLER GAMME ROUGEのリポートはこちらからどうぞ。
近々、総括もUPしますね。私流のトレンド分析等お楽しみに!!!
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