台湾は高雄の友人に連れていってもらった「鴨肉飯」。
お昼時、行列は絶えない。
キッチンに並べたられた鴨、鴨、鴨…!
座席で待っていると現れたのは、
茹でた鴨肉とたっぷりの生姜が乗ったどんぶり(お肉がやわらかい!さっぱり味。生姜と食べても美味)、
鴨の煮卵、鴨ロースト(皮がぱりぱり。やっぱり生姜と一緒に食べると食感も加わっていい感じ)、
滋養たっぷり鴨の内臓のスープ(血が足りない女子必見)、
…
これは「鴨血糕」と呼ばれる食べ物で、
なんと鴨の血をもち米で固めた台湾の伝統的な料理なんだとか。
禍々しさにひるむけど食べてみれば癖もなく、
独特のもちっとむにょっとした食感でおいしい…。
鴨を食べつくす形料理が多いけど、
新鮮だからか生臭いこともなく
「精がついたな…」という気持ちでいっぱいになる。
日本ではお肉にばかり目が行きがちだけど、
骨の髄から内臓、血に至るまで、余すことなく食べる。
それでこそ「ありがたくお命を頂戴する」ということかもしれない…
なんて真面目なことを少しだけ考えつつ
おいしさでいっぱいのお昼なのであった。
ありがとう鴨。
つづく