神戸の人気バー「カミーノ」が提案する
「コアントロー」オリジナルカクテル
神戸・三宮にひっそりと佇むバー「カミーノ(CAMINO)」。バーマネージャー 村本恭一が振る舞う、この春夏にピッタリの「コアントロー(COINTREAU)」オリジナルカクテルとは。
一軒家スタイルのバー「カミーノ」は、神戸・三宮の北野坂から一本路地を挟んだ飲屋街に店を構える。賑やかな繁華街の喧騒とは一線を画す、ヴィンテージ調の落ち着いた空間。1階のカウンター席のほか、2階には個室とソファ席も用意している。使い勝手の良さから、地元のサラリーマンや常連客で賑わう人気店だ。ボトルの数もさることながら、オーダーできるカクテルの幅も広く、プレミアムオレンジリキュール「コアントロー」を様々なスタイルで楽しむことができる。
バーマネージャー 村本恭一が提案する
「コアントロー」の2つの異なる表情
神戸ナイトのアペリティフにチョイスするなら、爽やかな「コアントロー モヒート」(写真左)。その名の通りモヒートをイメージし、ミントとライムの瑞々しい香りと「コアントロー」のアロマが夏の予感を感じさせてくれるカクテルだ。仕上げには、ほんのりラムを浮かべて香りづけ。昨年、コアントロー創業の地であるフランス・アンジェの蒸留所に赴いた際に得た経験が生かされている。
合わせてオーダーしたいのは、こちらもバーオリジナルの「レーズンバター」(写真右)。厳選した無塩バターを使用し、ラムに漬け込んだレーズンと合わせたもの。甘すぎないまろやかな口どけのバターと、爽やかなライムがすっきりと鼻に抜けるモヒートが絶妙なマリアージュを生み出す。
コアントロー モヒート¥1,400
レーズンバター¥700
一方、ゆっくり楽しむロングカクテルなら、ニュー・オーリンズ生まれのカクテル「サゼラック」をフランス流にアレンジした「オリジナル サゼラック」。フィーヌ・シャンパーニュ・コニャック「レミーマルタン」と「コアントロー ノアール」を使用。そこに、生薬のような独特のハーブ感と苦味を持つフランス発リキュールの「ペイショーズビターズ」と薬草系リキュールの「アブサン」を加えることで、複雑な奥行きのある味わいに仕上げた。昨今の「サゼラック」はアメリカンスタイルのライ・ウイスキーがベースだが、本来はコニャックをベースにしたカクテル。当時カクテルの本場アメリカで手に入りやすいウイスキーにアレンジされて広まったものだ。こちらのレシピも、蒸留所で「レミーマルタン」の思いを聞きその強い信念に心を打たれ、「サゼラックの元来の作り方であるコニャックベースに立ち返ろう」と考案したもの。そんなオリジンを大切にしたカクテルのお供には、炙りジャーキーがおすすめ。ブランデーでフランベすることで香ばしさだけでなく、肉の柔らかさも引き立ててくれる。ゆっくりとグラスを傾けながら、カクテルに潜むストーリーに思いを馳せてみては。
オリジナル サゼラック¥1,200
炙りジャーキー¥500
村本バーマネージャーは「コアントロー」の魅力について、「使い方の幅広さ。単体でもミックスでもリッチな味わいを生かせるリキュール」と語る。柔らかな甘さとリッチなアロマ、そしてオレンジピール由来のほのかな苦味は大人の女性にピッタリのエッセンス。神戸を訪れた際は、「カミーノ」のオリジナルカクテルを味わいながら特別な夜を楽しみたい。
村本恭一(むらもと・きょういち)
1985年兵庫生まれ。「カミーノ(CAMINO)」店長。20歳の時にバーテンダーのキャリアをスタート。翌年、「カミーノ」に入店。23歳の時に系列店のオーセンティックバー「ブリック」、翌年には同じく系列店のアイリッシュ&スタンディングバー「アザブ・バー」の店長を歴任。2016年「カミーノ」に戻り、現職に至る。日本のクラフトウイスキーにも造詣が深く、2カ月に1度は全国各地の蒸留所をまわり研鑽を積んでいる。
バー カミーノ
住所/兵庫県神戸市中央区中山手通1-7-17
アクセス/JR三ノ宮駅、阪急・阪神電鉄神戸三宮駅から徒歩4分
TEL/078-333-0139
URL/www.kobe-bar.com/camino
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Photos:Youichi
Text:Chikako Ichinoi