杉野希妃が主演監督! 『雪女』の舞台裏 | Numero TOKYO
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杉野希妃が主演監督! 『雪女』の舞台裏

「コアントロー・クリエイティブ・クルー」として、「コアントロー」が支援する日本人女性クリエイターのひとり、杉野希妃。彼女が監督・主演を務めた映画『雪女』が2017年3月4日より全国公開される。尾道での撮影舞台裏をレポート!

杉野希妃の最新監督作、『雪女』が来たる3月4日に公開となる。長編監督作品としては、『欲動』『マンガ肉と僕』に続く第3作目で、主演も自身で務めている。本作が撮影されたのは、昨年の2月から3月をまたいだ14日間。舞台は、広島県内と映画の街として知られる尾道だ。「故郷である広島で撮りたかった」と杉野さんが話す本編は、台詞も全て広島弁で語られる。編集部は古くからの町並みが残る尾道の撮影現場に追った。

お邪魔したのは、有形文化財として登録される木造建築、多目的文化施設「尾道迎賓館」での撮影シーン。ややスケジュールが押し、スタッフ、キャスト一同の間に緊張感が走る中、脚本・監督を務めながらも、雪女とユキの2役を演じる杉野希妃は、笑顔でそこにいた。忙しなく動きまわり、真剣なまなざしでモニターを見つめ、細かく演出をしたと思えば、ケラケラと笑う。役者やスタッフの提案にも耳を傾け、「確かに、その方がいいかもしれません。やってみましょう!」と潔い判断で答える。

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Photos:Mami Oki
Text:Tomoko Ogawa
Edit:Yukiko Shinmura

Profile

杉野希妃(Kiki Sugino)女優、映画監督、プロデューサー。慶應義塾大学在学中に留学先の韓国で女優デビュー。2006年『絶対の愛』(キム・ギドク監督)に出演後、帰国。10年『歓待』(深田晃司監督)、12年『おだやかな日常』(内田伸輝監督)など女優兼プロデューサーとしての活躍が脚光を浴びる。14年監督第二作『欲動』が釜山国際映画祭で新人監督賞を受賞。また、ロッテルダムをはじめ国内外の映画祭に審査員としても参加している。出演作『海の底からモナムール』(ロナン・ジル監督)、『ユキとの写真(仮)』(ラチェザー・アブラモフ監督)が公開待機中。 kikisugino.com

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