パン野ゆりのぶらりパン歩き
涙が出るほど美味しい!?「バゲットラビット」の“ブール”
美味しいパンを求めて世界中どこまでも! パン愛にあふれたモデル山野ゆり改め“パン野ゆり”が、話題の新店から知る人ぞ知る逸品まで、津々浦々めくるめくパンの世界を独自の視点でお届け。今回は、2018年2月、自由が丘に上陸した名古屋の有名店「baguette rabbit(バゲットラビット)」。衝撃的なパン"ブール"との出会いから、その感動の美味しさまで、熱く語ります!
その美味しさに衝撃が走った、名古屋「バゲットラビット」
名古屋の名東区にある名店「バゲットラビット」は地元の方々はもちろん、遠方からもパン好きがこぞって足を運びます。私も初めてここのパンを食べた時に、身体中に稲妻が走ったかのような衝撃を受けたことを覚えています。 駅から少し歩くと見えてくるのが、無駄のない真っ白な建物。空とのコントラストが非常に印象的で絵画のようだなぁと感じたのを覚えています。駐車所スペースもあるので、車のお客さんもひっきりなしでした。店内に入るとデニッシュ系からお惣菜系、ハード系など様々なパンがありました。内装もスッキリとセンス良く、しっかりパンたちが引き立てられているように見えます。
中でも目をひいたのがこのバゲット。壁をくり抜いた空間にオブジェの様にパンがそびえ立っています。エッジの効いたフォルムも相まってなんともアーティスティック!
そんな中でも私が大興奮したパンがこちら、バゲットラビットの“ブール”です。このパン、一見なんの変哲もないパンなのですが一口食べるとひっくり返るくらい美味しい!
薄くてしっかりとした表面のクラストに比べ、生地の中は普通の水分量ではないのがポイント。プニャンプニャンな食感は病みつきに! 噛めば噛む程甘くなり、皮と中身のコントラストがハッキリして驚きの美味しさ。
東京・浅草の催事で偶然このブールを食べて感動した私は、次の休日にすぐさま名古屋行きの新幹線に乗ってお店へ伺ったのを覚えています。
baguette rabbit
住所/愛知県名古屋市名東区社口1-916
TEL/052-779-0006
営業時間/7:00〜19:00
定休日/火・水
URL/baguette-rabbit.com/
自由が丘でブールに再会! 月替わりのお楽しみも
そんな人を動かすパン“ブール”を有するバゲットラビット、今までは名古屋まで行かないとなかなか手に入らなかったのですが、2018年2月、東京・自由が丘に待望のオープン!
店先には興味深い情報も。なんでも、人を動かすパン“ブール”は月替わりに様々な味が楽しめる!? 私が伺った10月はリンゴとクリームチーズのブール。もう、この時点で絶対食べたい!
高鳴る胸を押さえつつ、いざ入店! 外観も内観も名古屋店と似た作りで、コンクリートとシルバーの台の上に、パンたちをセンス良く陳列。
そして、あぁ、名古屋でも見たビルト・イン・バゲット! 照明が照らすバゲットはいつになくカッコイイなぁと惚れ惚れ。
そしてこれこれ!ありました!人を動かすパン“ブール”! 東京で食べられるようになるなんて夢みたいで、ご近所に引っ越したいくらいだなぁ。
そしてお目当てのリンゴとクリームチーズのブールはラスト1つ!のんびり写真を撮っている暇はなく、すぐにトレイに確保。やったぁ!これが月替りブール!普段のブールより一回り小さいサイズ、切れ目から覗くリンゴとブルーベリーの色味が食欲をそそります。
寄り道せずに真っ直ぐに家に帰り、いち早くブールをいただきました。早くも美味しそうすぎて、スライスする手が若干の震えを覚えるほど(笑)。
食べてみると…、涙が出そうになるくらい美味しい! パン生地はブールそのまま、プニャンプニャンとした食感があり、そこにリンゴのシャキッとした食感がプラス。ブルーベリーソースの酸味も加わり、まるでオーケストラのようにそれぞれの音を奏で合っています。それはまるで、贅沢なデザートを食しているような雰囲気になってくるんです!
バゲットラビットには、ブール以外にも美味しいパンがゴロゴロとあります。何を食べてもハズレがないパンの宝庫! あなただけのお気に入りパンを、バゲラビで探してみてはいかがでしょうか? 必ずここなら見つかるはず!
baguette rabbit 自由が丘店
住所/東京都目黒区自由が丘1-16-14 プルメリア自由が丘 1F
TEL/03-6421-1208
営業時間/9:00~20:00
定休日/水
URL/baguette-rabbit.com/
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Photos & Text: Yuri Panno