パン野ゆりのぶらりパン歩き 焼き鳥×パンの老舗コラボ「Shigeru Kitchen」
美味しいパンを求めて世界中どこまでも! パン愛にあふれたモデル山野ゆり改め“パン野ゆり”が、話題の新店から知る人ぞ知る逸品まで、津々浦々めくるめくパンの世界を独自の視点でお届け。今回は、焼き鳥の「鳥茂」とパンの「ペリカン」の老舗コラボが味わえる、柳橋「SHIGERU KITCHEN」の絶品つくねサンドをご紹介!
パンも好き。焼き鳥も好き。でも一緒に食べたことって…? なかった気がする! せっかくなら好きなもの同士を一緒に楽しみたい! そんな欲望が浅草橋で叶います。
その名も「SHIGERU KITCHEN」(シゲルキッチン)。ここは、浅草橋・柳橋で50年以上も続く老舗の焼き鳥屋さん「鳥茂」と、パン好きなら知らない人はいない、食パンで有名な浅草のパン屋さん「ペリカン」のコラボレーションが楽しめるサンドイッチ専門店。浅草の地で長らく続く老舗同士のタッグ、食べる前からドキドキが止まりません。
いざ入店! 中に入るとこじんまりとした空間に向かい合ってカウンターが2列ほど。足を踏み入れた瞬間に香ばしいつくねのタレの香りが充満! く~!!一気にお腹が空く~!
ふと目をやるとカウンターにはペリカンのパンが。
わ・く・わ・く!
こんな風にメニューが並んでいます。つくねサンドの他にも、チキン、BLT、フレンチトーストなどもありました。
迷いなくつくねサンドをチョイス!
オーダーして数分…
どん!(友達とシェアしたので左側が塩、右側がタレになっております。)
わ~!見た目のボリュームがすごい!
つくねとトマトとレタスの組み合わせが彩りよく食欲をそそりますね~。
早速一口目を食べてみると…つくねの肉厚な食感が口いっぱいに充満、そこに負けじとレタスとトマトの圧倒的な存在感が! もぐもぐと頬張る喜びに顔がにやけてしまいます。マヨネーズとピリリとしたコショウのアクセントが上品に広がる中、つくね自体の塩味は見た目よりもだいぶさっぱり!これは軽く食べられちゃうやつですね。
そして肝心なパン。厚さは10枚切り程度でしょうか? ペリカンのパンということで期待値は上がっていましたが…想像を超えてくる美味しさ! 私は未だかつてペリカンのパンをこの薄さでサンドイッチにしたことがなかったのですが、即、家でも採用したくなりました♡
もちろんペリカンのパンは美味しいのですが、この薄さによってとにかく上品、終始上品。暴れん坊なフィリング(つくねたち)をそっと支えるパン生地の緻密な食感が際立ちまくります。
一方、タレ。
パンの美味しさが際立つのは塩と同じなのですか、こちらのタレ。タレ。タレ。
底にタレるタレ。
このタレがとにかく美味しい! お店に入った瞬間から鼻の奥をくすぐるような甘じょっぱいいい匂い、2000パーセント好きな味、その香りがこのタレなのです♡
香ばしい深みのあるタレとマヨネーズの組み合わせ、コクとコクがぶつかり合ってさらなる美味しさを醸し出します。凄まじい戦闘力。底に滴ったタレを「このうまみ~!!」とテンション上がりながら呟きつつ、あっという間に完食。
タレとペリカンのパンだけの「タレパン」でも食べられるかも。
事前に電話予約を入れておけば、時間に合わせてテイクアウトも対応してくれるとのこと。
次はフレンチトーストを食すと心に決めた!
SHIGERU KITCHEN
住所/東京都台東区柳橋1-32-8
TEL/03-3866-9741
営業時間/11:30〜14:00(土曜日は23:00頃まで営業)
定休日/木、日
URL/www.instagram.com/shigeru_kitchen/
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Photos & Text: Yuri Panno