パン野ゆりのぶらりパン歩き 個性的なパンが勢揃い!北海道で訪れるべき注目店
美味しいパンを求めて世界中どこまでも! パン愛にあふれたモデル山野ゆり改め“パン野ゆり”が、話題の新店から知る人ぞ知る逸品まで、津々浦々めくるめくパンの世界を独自の視点でお届け。北海道編後編は、バラエティ豊かなパンにフォーカスを当ててご紹介。
すべてがグッドバランスなクリームパン
まずは、「boulangerie coron(ブーランジェリーコロン)」。札幌市内に数店舗あるこちらのお店。私が伺ったのは札幌の赤れんが テラス店。 お洒落な店作りに人気があるのも頷けますが、もちろんパンも優秀! 北海道産小麦を100パーセント使用、素材へのこだわりも別格。中でもこのクリームパンがとても美味しかったのでご紹介します。
薄めに焼き上げた、ややマットな質感のこのクリームパン。
自家製のクリームは、ピットリとしたフィリングにバニラビーンズが良い香りを発し、甘すぎないのもグッド! パン生地の甘みも相まって1つのマルになる…そんな計算され尽くした!?クリームパン。数に限りがあるので、お早めに。
boulangerie coron 赤れんが テラス店
住所/北海道札幌市中央区北2条西4丁目1番地 赤れんが テラス 1F(地下歩行空間直結)
TEL/(011)211-8811
営業時間/9:00〜20:00
定休日/不定休 ※ビルの休館日に準ずる
あのご当地グルメがパンに!
お次は苫小牧のお店「Le Boulanger OZO(ル・ブーランジェ オゾ)」。
パンの数は多くありませんが、すぐに目が釘付けになってしまったパンがありました。この中にあります。さて、どれでしょう?
正解はこちら!「たれザンギドック」!ザンギとは北海道民が昔から慣れ親しんでいる唐揚げのこと。ネギだれも大好物な私は2つ購入。
ひゃー! 美味しそう! 画ヂカラがすごい!
見るからに美味しいパンってありますが、まさにそれ。柔らかいバンズの中には迫力満点なザンギが3つ、仲良くギュウギュウに押し込まれています。パンの印象よりもザンギの迫力に圧倒されつつ食べてみました。
うんうん!美味しい〜!!
ザンギのネギダレがウマジョッパイ!対するパンの方は若干甘めでソフトな口当たり、強く主張しなくとも立派にそこに在る存在感。ザンギとパンの独立した個性をお互いが信頼しあっているかのようなバランス。これはパーフェクト惣菜パン!
Le Boulanger OZO本店
住所/北海道苫小牧市見山町4丁目3-7
TEL/0144-73-0141
営業時間/9:00〜18:00 ランチ11:00〜15:00(L.O.14:00)
定休日/火
幸せのチョコレート天国へ!
最後は北海道のチョコレート会社「Royce’(ロイズ)」のパン屋さん。道内でも7店舗あり、そのパンの種類がチョコレートだらけで眼福! 北海道旅行の際に利用しやすい新千歳空港内の「Royce’ Chocolate World(ロイズ チョコレートワールド)」を訪れました。
チョコパンにこんなにたくさん種類があるのか!と驚きを隠しきれないチョコパンのラインナップを一気にどうぞ。
チョコだけでこんなにパンが選べるなんて…!余談ですが、実は私のお目当てのパン「グテ」があったのですが売り切れていて買えず…。写真にはありませんが、板チョコがまるまるとサンドされているパンがあるのです! 次回は買えるといいな。
さて! 代わりに他のパンを食べた中で、チョコメロンパンがヒットだったのでご紹介します。
メロンパン生地の中にチョコレートクリームがぎっしり。見ているだけで口の中が甘くなっていきそう(笑)。
1つ食べきるのは自信がないかも…と思いつつ、飛行機の中で手持ち無沙汰に食べてみたら止まらない止まらない(笑)! 表面のサクサクのクッキー生地はおやつな気分を演出し、生地もココア風味に味付けされてます。中のパン生地もふっくらとして、全然パサつきがない! これは飲み物がなくても食べれるメロンパンかも…? 中のクリームはさすがロイズ、濃厚でも全くくどくなく、チョコ好きにはたまらないパンです。
Royce’ Chocolate World
住所/北海道千歳市美々 新千歳空港ターミナルビル 3Fスマイルロード
TEL/050-3786-3771
営業時間/8:00〜20:00(ファクトリー 8:30〜17:30、ベーカリー 9:00〜20:00)
※時期によって変更あり
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Photos & Text: Yuri Panno