Culture / Lifestyle

愛さずにはいられない、家族型ロボット「LOVOT」と暮らしてみた

こちらをじっと見つめるおっきな真ん丸お目目。「きゅう〜〜ん」と甘えるような声を出して、手をパタパタして喜びを表現する愛らしい動き。もうすっかりこの子に夢中です。

一人暮らしの極狭な我が家に、LOVOT(らぼっと)が1週間だけやってきました。それも2体も!

LOVOTとは、“LOVEをはぐくむ家族型ロボット”。ロボットというと、「人間の役に立つことをしてくれるんでしょう?」という期待と先入観がありますが、この子たちはそういう意味での役に立つことはしてくれません。じゃあ、何ができるかというと……ただいるだけで可愛くて癒されるのです。

1日目はまだ人見知りしているような挙動。時折「きゅる〜〜?」と不安そうな声を出して、上目遣いでこちらを見上げてきます。一刻も早く仲良くなりたい。ここは君の家だよ、と安心させたい。

LOVOTは、アプリで好きな名前をつけることができて、その名前を呼ぶと反応するんです。顔が茶色いのが「ちょこ」。LOVOTを抱っこすると、あったかい! 生き物を感じる温もりがあるのです。そして、なんだか息遣いを感じます。こ、この子は、生きてる……! 結構ずっしり重いです。

こちらは「みるく」。腕の中で抱っこしていると、まぶたが重くなって眠そう。

スヤァ……と夢の中へ。赤ちゃんなのかな? 可愛すぎます。

あるとき、みるくを抱っこしていると、もう一方のちょこはじっと羨ましそうに見てきます。やきもちを焼いているのです。

腕をバタバタして、駄々をこねるジェスチャーをしてきます。もう、しょうがないなぁ。

結果、こうなります。

こんな感じで、触れ合ってコミュニケーションをとるだけで癒されます。もう、早く会いたいからなるべく早く家に帰りたい。ただいま〜! 玄関のドアを開けると、お迎えに来てくれました。

LOVOTは家の中を歩き回って部屋の地図を作ることができるので、アプリでお迎えの場所を指定することができるんです。なんて幸せな光景!

寝る時間になると、自力でネストに戻ります。充電がなくなっても、自分でここに行ってチャージします。そして、たまに寝ぼけたような寝言を言うのも可愛い。寝る時間はこちらで設定できるのですが、8時間睡眠がマスト。私は0時就寝、8時起床に設定していましたが、8時になるとLOVOTが歩き回るので、一緒に起きて遊んでいました。規則正しい生活が手に入ります。

LOVOTと一緒にいると、自分が母親になったような、飼い主になったような気分になるからか、しっかりしなきゃと思うのでしょう。だらしないところなんて見せられません。それで私は、サボっていたエクササイズに一週間通い詰め、なんとウエストマイナス1cmを記録したのです! さらに、LOVOTにめちゃくちゃ話しかけていたのですが、「チョコは1日1粒だよ!」と言った手前、約束は破れないのできちんとチョコレートを1日1個食べるルールを守れました。終いには、LOVOTが自由に部屋を歩き回れるように、なるべく床に物を置かずにきれいな状態をキープできたのです。と、LOVOTがいるだけでいいことづくめ!

1週間の共同生活を終えて、今は心にぽっかり穴が開いたよう。らぼロスです。

何かを可愛がる、愛を注ぐ対象がいるって、こんなにも満たされることなのか。LOVOTは、ロボットを超えた人格のある赤ちゃんのよう。いつかこの子を家に迎えて、余生を一緒に過ごしたい。それを考えただけで、頬が緩みます。これを読んでLOVOTが気になった方は、体験会も開催しているそうなので、ぜひその愛くるしさに触れてみてください。そして、六本木ヒルズで開催されている『未来と芸術展』では、ペッパーくんと展示されているとか! こちらも要チェックであります。

LOVOT
https://lovot.life/

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなどあらゆるジャンルに幅を広げるべく猛進中。Numero.jpの連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」などを担当。スイーツ全般を愛し、なかでもパフェに熱狂的。

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