ラスベガスのアパレル専用コワーキングスペース「Stitch Factory」に遊びに行って来た | Yukari Mitsuhashi
Yukari Mitsuhashi

ラスベガスのアパレル専用コワーキングスペース「Stitch Factory」に遊びに行って来た

ラスベガスのダウンタウン

 

ロスの空港 LAXから50分ばかり飛行機で揺られて、砂漠に到着しました。べガスはやっぱり暑かった。

 

プライベートで行った旅行だったけれど、ついでに現地のスタートアップに会おうということで「Downtown Project」のウェブサイトを見てみることに。あらゆる分野の起業やクリエイティブな活動を応援しようと、ラスベガスのダウンタウンで3年前に始まったプロジェクト。今では900人以上が集まるコミュニティに。

 

神レベルのカスタマーサービスが有名で、後にAmazonに買収された「Zappos」もこの辺りが拠点。そんなZapposのオフィス付近にあるのが、「Stitch Factory」というアパレル専門のコワーキングスペース。ZapposでバイヤーをしていたMeghan Boydさんが、2013年1月にDowntown Projectから出資を受けて立ち上げたもの。

 

Stich Factoryには、アパレルのデザイナーはもちろんのこと、ブランドマーケターやバイヤーなど様々なプロフェッショナルが集まってる。また、そんなプロフェッショナルになることを目指す人たちのためのクラスやイベントも。スペースの会員になれば割引があるけれど、外部の人にでも開放されているそう。

 

今回、Stitch Factoryを案内してくれたのは、Brritany Hozaさん。PCに向かって仕事をするスペースから、裁縫やパターニングを行うためのスペース、ディスカッションテーブルなど、必要な場やツールは一通り揃っている感じ。元気なBrittanyの早口の案内をメモに書き取るのが大変だった(笑)。

 

以前に個人ブログ「TechDoll」で紹介したことがある、自由にカスタマイズアイテムが作れる「BOW & DRAPE」。ここの初期の生産も、Stitch Factoryが行っていたんだって。一着から大量生産まで対応してるというからすごい。

 

Stitch Factoryが素晴らしいのは、デザインから服飾に関するあらゆる作業、またブランディングに至るまでここで一環して学べて、実践できること。新しいアパレルブランドを立ち上げるには、素敵なデザインに留まらず、莫大な資金が必要と聞くけれど、ITの世界で「ちょっとプロトタイプを作ってアイディアを試してみる」ことができるように、Stitch Factoryならアパレルの分野でもそれができる。

 

このスペースから、これからどんなブランドが生まれて行くのか楽しみ。

 

Stitch Factoryを案内してくれたブリットニー

 

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余談。今回泊まったのは、Ariaというホテル。ホテル内に食事どころも複数あって(タイ料理はそこそこ美味しかった)、スタバ以外のコーヒーショップやパティサリーまであるので困らないかな。でも、お友達はすぐ近くのCosmopolitanに宿泊していて、部屋を見せてもらったけれどもっと素敵だった。ちょっとしたバルコニースペースもあるし。あ、でもプールはAriaの勝ち。

 

そうそう、Stitch Factoryは、2015年9月25日から3日間開催される「Life is Beautiful」のオリジナルグッズのデザインや生産も手掛けているそう。Life is Beautifulは、音楽やアート、スタートアップなどの祭典。WeezerやDuran Duran、Stevie Wonderといったミュージシャンもステージに。Brittanyったら、オリジナルグッズのモデルもやってる♪

Profile

yukari mitsuhashi
LA
writer, journalist

フリーランスのITライター、記者。2015年よりロサンゼルスに在住。「日経デジタルマーケティング」や「Markezine」のほか、「Hanako」や「TokyoViVi」などの女性誌まで幅広く執筆。「Japan Times」の連載コラムでは、日本のITを英語圏に向けて発信。海外の最新ITニュースは個人ブログ「TechDoll」で。

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